2009年 01月 06日
掲示板より 足を捻挫しぎっくり腰をして、ずっと治らず7年、仕事もできず困ってます。しかし今 加茂先生のブログをみて近くの病院でトリガーポイントをはじめました。 捻挫やぎっくり腰をしても放置しても数日で治ることがありますが、上記のように7年間も困ることがあります。 こうなると人生が変わってしまうわけです。 受傷直後、放置してもよいのか積極的に治療すべきなのか見分けることができません。見分けることができないのですから、積極的に痛みを取る治療をすべきと考えます。 上の患者さんは右足首の捻挫で、かばうように歩いていて左股関節が痛くなったとおっしゃっています。 私は足くびの捻挫の場合はいつも局所麻酔を注射してその場で痛みを取るようにしています。その方が、その後の腫れや痛みが各段にいいのです。 ぎっくり腰もいつもその場で痛みを取るようにしています。治療は簡単で危険もなく安価ですから、敷居を高くする必要もないでしょう。 先日、階段から転げ落ちて首スジをいためた方60歳代の女性が受診されました。 頚に強い圧痛点がありましたので、「注射しましょうか?」と言ったところ断られました。 「レントゲンを撮ってほしいのです。」ということでレントゲンンを撮りました。 「骨は異常ありませんよ。」 「そうですか、それはよかった、骨さえ大丈夫なら安心です。」とおっしゃってお帰りになりました。 レントゲンは6/7の椎間板は変性して狭くなっていましたが、外傷とや痛みとは関係がないので説明しませんでした。 このケースの場合、数日でよくなるかもしれませんが、よくならないかもしれませんね。これが慢性痛の出発点なのかもしれません。 「もし痛みが続くようなら診せに来てください。」といったわけですが、当院にくるとはかぎりませんね。 ある病院にいって6/7の椎間板変性を指摘され、MRIの予約をいわれるかもしれません。となると私はそのことが分からなかったということになり「藪医者」という評価をうけるかもしれませんね。 掲示板では、お父さんが風呂場で急に腕が痛くなって動かせなくなったというご相談があります。「頚椎症性神経根症」なんちゃってw病名が告げられています。そして型の如くMRIの予約ということだそうです。 たぶん、このような症例はその場で解決できるように思うのですが。 筋痛症しか考えられません。石灰沈着性の急性炎症(仮性痛風)の可能性もあります。
by junk_2004jp
| 2009-01-06 23:41
| 線維筋痛症
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