2009年 02月 23日
整形外科領域は、これでいいのだろうか? これでいいはずがない。 私が本に書いたように、中高年で足腰が痛いと脊柱管狭窄症と診断するのがブームになっている。 脊椎専門クリニックやペインクリニックで脊柱管狭窄症(神経根障害)と診断されていた奥さんを老内科医が治したこのエピソードは皮肉なことだ。 今日はこんなメールをいただいた。 今日、妻が先生の本を探して来てくれました。びっくりしております。古代からある普通の病気に、こんな事があっていいものかと驚いております。先生に感謝、妻に感謝です。私のケースは以下ですが、よろしくアドバイスお願い申し上げます。 この方は脊柱管狭窄症という診断で2度手術を行いましたが、よくなるどころか痛みが増してきているとのことです。 筋痛症でしかありえないのです。 脊柱管狭窄症診断サポートツールマニュアルの内容はとても疑問があります。 馬尾型なら麻痺、根型なら疼痛なんて生理学的に反対のことがなぜ起こるのか?混合型は麻痺と痛み?根型は予後が良好、手術しなくても治ることがある。と書いてあるが・・・これらを一つの病気としてとらえるべきなのか 脊柱管狭窄症があるとすれば馬尾型の麻痺でしょう。ただし、痛みで受診して将来の麻痺を予測されるケースがありますが、これはほとんど無視していいです。 このような状況が続くのなら、一般家庭医は患者さんが脊椎専門医を受診する場合、くれぐれも注意するようアドバイスしてあげることだ。 専門外科医への早期紹介を減らすことを推奨した。・・・非生産的な診療方法をやめるよう、医師を説得する一番良い方法は何だろうか。(FILE210)
by junk_2004jp
| 2009-02-23 20:23
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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