心療整形外科

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2009年 03月 26日

WBC イチローのコメントより

http://www.yomiuri.co.jp/sports/wbc/2009/news/20090324-OYT1T00661.htm

WBC日本代表・イチロー外野手「苦しいところから始まり、それがつらさになり、(心の)痛みになり……。最終的に笑顔になれた。笑顔が(日本のファンに)届けられたこと、最高です」


http://www.excite.co.jp/News/sports/20090325/Sponichi_kfuln20090325001001.html

「個人的には想像以上の苦しみ、つらさ、痛覚では感じない痛みを経験した」の言葉は本音だった。


TVでイチローのコメントを聞いたとき、「イチローは痛みの定義を知っているのか!」と思いました。まさかそこまでマニアックではないにしてもさすが一流は言うことがちがいますね。ヤブ医者よりもよほど痛みの本質を理解しています。

[痛みの定義] 国際疼痛学会   1986年
An unpleasant sensory and emotional experience associated with actual or potential tissue damage, or described in terms of such damage.

不快な感覚性・情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものと、そのような損傷があるように表現されるものがある。
 


「痛みには感覚としての痛みと情動としての痛みの2面性があり、それは個人的な体験なんだ。」ということです。

よく覚えておいてください。レントゲンやMRIの画像で他人の体験が分かるはずがないのです。分かるのなら定義を変えなくてはいけません。

痛みと構造は別問題として対処しなくてはいけません。

辛さが痛みとなる。せつなさが痛みとなる。悲しみが痛みとなる。怒りが痛みとなる。痛みとはそういうものなのです。そしてなにかの拍子で生じた痛みが習慣となってしまうことがあるのです。

感覚としての痛みは、押しピンを踏んだときの「アイタッ!」です。
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by junk_2004jp | 2009-03-26 01:19 | 痛みの生理学 | Comments(0)


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