心療整形外科

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2009年 04月 04日

腰部脊柱管狭窄症、キミは信じられるか?②

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生理学では神経線維の途中から痛みの信号が発生することは普通はないといっている。痛みの信号は神経線維の先端についている受容器から発生する。

しかし、この図のように神経根型は痛みが発生するといっている。いったいどちらが正しいのだろうか。思案するところである。

もし神経根のところで電気信号が発生したと仮定しよう。その信号は下肢へ向かうのではない。

信号は脳に向かわなければ痛みは生じない。

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この図のようになる。脳は到達した信号を神経根から来たとは判断できず、下肢から来たと判断していることになる。

キミは信じられるか?

これでは絶対に圧痛点を説明することはできない。

私と同じように根性痛(nerve root pain)を信じていない医師もたくさんいる。

ここは両派ともゆずれないところだろうから、患者さんは両方の説があると思ったらいいだろう。そして自分の信じる方の説に従って治療されたらいいだろう。

私たちの説に従えば、超安価で確実に効果がでるだろう。なによりも検査をたくさんしなくてすむし、怖い治療を受けなくてすむ。

医療過誤で身体障害になることもないであろう。

もしそれでもだめならあちらの説に従って治療すればよいことだ。

ただし、根性痛を患者に説明するときは「神経が押さえられて痛い」なんて子供だましのような表現を使うべきではない。

生理学的にはうまく説明できないことを知らせるべきだ。
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by junk_2004jp | 2009-04-04 13:02 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(2)
Commented by TF at 2009-04-04 20:59 x
お世話になっております。
私は先生の説がすんなりきますが
どうなんでしょうねえ・・・。。
これから解明されていくのでしょうが
科学もまだわからない事だらけで万能ではないし
やはり臨床は難しいですね。。
患者さんがよくなればそれでいいのですが。。
Commented by you at 2009-04-04 21:30 x
掲示板で何度か質問させていただいたyouともうします。
私個人といたしましては(とくに鍼灸師として)加茂先生がおっしゃる
説を支持し(もちろん加茂先生のサイトを見る以前からそう思ってましたが)
広く、一般の方々へ広まってほしい反面、あまり整形外科医の方がた
にTrigger point 注射をされると我々の立場が・・・。
難しいところです。


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