心療整形外科

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2009年 04月 05日

脊椎脊髄専門医

脊椎脊髄専門医の仕事は大変なのを知っています。私の近い親戚にもいます。

だからその先生方が針のむしろに座らなければならないのを防ぎたいのです。

完璧に手術したのに痛みが取れないのならまだしも、かえって悪化したり、後遺症がでたりすることもあるのです。ごくまれにですが死亡のニュースも耳にします。

それは医師にとって大変なストレスだと思いますよ。

若い医師は腰痛に悩む人を救いたいと熱き情熱をもって専門医を目指すのでしょう。しかし、痛みそのものを勉強するのではないのです。日本の医師は痛みそのものに対して勉強する機会がないといってもいいでしょうか。痛みの生理学も日進月歩に進歩しています。

痛みの生理学者もいっています。「ヘルニア神話は終わった」「多くの慢性痛は筋性疼痛だ」

脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの痛みに関する説明は矛盾だらけなのです。多くの医師が納得する根拠がないのです。

完璧に手術をしてなぜ治らないのか?手術の上手下手があるわけでもないのに。

脊椎脊髄専門医の仕事は脊椎や脊髄の悪性腫瘍、感染症、骨折、脊髄麻痺、側わん症、奇形などでなくてはならないものです。大変な仕事でしょう。

MPS研究会の脊椎脊髄専門医、指導医は次のようにおっしゃっています。
「かって、脳外科医として脊椎の手術をしておりました。そのうちに、自然に(自分でも何かおかしいと思っていたのでしょうね)、だんだんと手術を控えるようになり、主として、脊髄麻痺のサインが出ていて生活に支障があるものを手術するようになっていきました。

しかしときには、ひどい上肢痛、下肢痛の患者さんで椎間板へルニアが見っかると、手術も選択肢として提示しており、実際何例も手術しました。

そのなかには、明らかにレベルがちがっていたり、説明できないような症状があっても、そんなこともあるかもなどと助言されたりもしたし、術後症状もよくなるので、自分でも深く考えていませんでした。

数年前から、加茂先生のサイトでいろいろな症例を見るにつけて、ああ、ほとんどすべてはMPSで説明がつくじゃないか、と納得しています」


指導医
「研究で疼痛の電気生理の実験をしておりましたので、偶然加茂先生のサイトを見つけ、研究時の知識と臨床例の治療結果の解離に関する疑問が納得できました。」


完璧に手術をしたのに治らないのはなぜか?

ヘルニアがあっても健常な人がいるのはなぜか?

放っておいても治ることがあるのはなぜか?手術をしてもしなくての6か月後の成績に変わりなしというレポートもある。

ヘルニアによって身体障害者になった人がいないのはなぜか?

運動神経が麻痺で知覚神経が痛みというのはなぜか。

麻痺を起こすといっている神経に向かって局所麻酔を打つのはなぜか?

高位が違うことがしばしばあるのはなぜか?

なぜ消炎鎮痛剤を投与するのか?

ラセーグ試験などどんな意味があるのだろうか?五十肩で腕が上がらないのとどう違うのか?

拇指の背屈力の低下は?テニス肘で握力の低下と同じではないのか?

などなど疑問に思わない医師がいたとするとよほどレベルが低いといわざるを得ない。

なによりも根性疼痛ということが生理学では説明されていない。存在しないのだから説明のしようがない。

人の体にメスを入れるのだからこれぐらいの疑問には答えられなくてはいけない。

2chやほかの掲示板をみてごらんなさい。ヘルニアという診断でたいへん辛い思いをしている人がいっぱいいます。

手術の適応で、痛みと麻痺が混然と書かれているのは驚くべきことです。

ああ、ほとんどすべてはMPSで説明がつくじゃないか

これが答です。
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by junk_2004jp | 2009-04-05 20:59 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(8)
Commented by 脊柱男 at 2009-04-05 22:56 x
加茂先生
つまらぬ書き込みをしてしまったことをお詫びします。
申し訳ありませんでした。

では、まじめに質問です。
1.「全身麻酔で脳がリセット」は、エビデンスがあるのでしょうか?

2.全国で毎年何千人?とヘルニアや脊柱管の手術をする人がいると思うのですが、それら全ての人が筋肉が原因と思っているのでしょうか?

3.貴院でTPBでも治らない人はいるのでしょうか?

4.ヘルニアで神経が圧迫され痛みや痺れを起こすはずがない、とのことですが、痛みや痺れを起こして撮影する造影剤検査ではなぜ起こるのでしょうか?

いろいろ質問しましたが、よろしくお願いします。
感情的にならず議論したいと思います。
Commented by junk_2004jp at 2009-04-05 23:26
慢性痛に関して学問がまだ十分に進んでいるわけではありませんが、ある程度有力な仮説がいわれているようです。

1.エビデンスはないでしょう。そんなことを研究した報告があるのでしょうか。エビデンスがないということは報告がないということです。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_266.htm

2.痛みに関してはそうだと思います。

3.もちろんいます。そこが慢性痛の難しいところです。神経回路の可塑的変化だといわれています。

4.質問の意味がわかりません。どのような検査をするのでしょうか。具体的に書いてください。
Commented by junk_2004jp at 2009-04-05 23:47
4.神経根に造影剤を入れるのですね。

神経に針をさせば細胞膜に穴があくためにNaイオンが流入して一過性の脱分極が生じるから痛みが起こるのでしょう。

圧迫がくわわるのとまったくちがいます。
Commented by 脊柱男 at 2009-04-05 23:51 x
4に関してですが、下記を参照してください。
ただし、加茂先生の主張とはかなり隔たりがあるかもしれません。
そこのところは大目にみてやってください。

ttp://naruoseikei.com/hakuzan/20/20.html

私は造影剤検査を受けまして、ものすごく痛かったのと針が奥まで入るにつれ足に痺れが起きたことを記憶してます。

1~3に関してですが、回答ありがとうございました。
しかし、2の回答はう~ん・・ですね。
Commented by junk_2004jp at 2009-04-05 23:53
私は脳のリセットよりも筋弛緩剤の効果、術中の体位などが筋肉のspasmを治す大きな要素になっているのかなと思っています。
Commented by junk_2004jp at 2009-04-05 23:59
神経に針を刺して痛いのは私が今説明したように、細胞膜が破れて脱分極が一過性におきたためでしょう。

圧迫されるのとまったく違うことですね。

2.に関して・・・・ではそれをどうやって鑑別するのですか?
Commented by junk_2004jp at 2009-04-06 00:25
痛みの鑑別は治療的鑑別しかありません。

痛みとは「個人的な体験」と定義されています。個人的な体験ですから、他覚的に分かるはずがないのです。

生理学を勉強して、どこから痛みの信号が発しているのか推理して、そこをブロックするとどうなるのかなどと考えて推理していくほかないのです。

神経根で痛みが発生していると仮定するには矛盾が多すぎて推理がなりたたないのです。

唯一、手術して治ることもあるじゃないかという反論だけなのです。
Commented by junk_2004jp at 2009-04-06 00:37
疼痛誘発テストは意味がないのです。

椎間板造影をして痛みが誘発したから椎間板性疼痛だ、神経根造影をして痛みが誘発したから根性疼痛だというのはナンセンスです。

痛覚神経のあるところどこでも痛みは誘発します。



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