2009年 04月 09日

痛みの生理学者は・・

痛みの生理学者はほとんどの慢性疼痛は「筋性疼痛」だといっているように思える。

英国の痛みの生理学者Patrick Wall は著書「疼痛学序説」で、ヘルニア神話の終焉をいい、筋筋膜性疼痛症候群を「この病態については、検討に値する筋の通った仮説がある。」といっている。

愛知医科大の熊沢孝郎教授は著書「痛みを知る」で、筋肉が痛みに大きく影響する、日本の痛み医療の遅れ
を述べている。

九州大の吉村恵教授は新聞で「慢性痛は、神経損傷ではなく筋肉からくる痛みのケースが多い」と述べている。

名古屋大の水村和枝教授は「別冊・医学のあゆみ  難治性疼痛と闘うー研究と治療の最前線」に「筋性疼痛のメカニズムはどこまでわかってきたか」という論文を発表している。引用する。
筋性疼痛には、非常に身近な肩こり、腰痛や、顎関節症、筋筋膜性疼痛症候群、全身性の線維筋痛症などが含まれる。


非常に身近なわけです、筋痛症は!

ところが、福島医大・整形外科・菊地臣一教授はTVなどで、「腰痛の85%は原因不明なんだ。」とおっしゃっています。

私はこの差がとても気になります。一方では腰痛は非常に身近な筋痛症であるといい、一方では、腰痛の多くは原因不明であるという。

私は長年の臨床経験から、ほとんどの腰痛は筋痛症(筋性疼痛)だと断言できます。来る日も来る日も同じことをしているわけです。大した難しいことでもないように思うのですが。どのような業界も30年もしていればたいがいのことは見えてくるものではないでしょうか。

ただ、急性と慢性の違い、慢性のなかの急性発作的痛みという時間的なファクターは存在します。

ここは一つ、多くの腰痛は筋性疼痛なんだという仮説を信じて、改めて腰痛や下肢痛を見直してみようではありませんか。

おおくの疑問、矛盾がパズルのように解けてくると思います。
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by junk_2004jp | 2009-04-09 13:14 | 慢性痛 | Comments(7)
Commented by TK(タク) at 2009-04-09 22:24 x
現在も手術での腰痛治療が行われているわけで、手術が治療の手段として続けられる理由は、治療成績が良い言うデータがあるからでしょう。たぶん。で、なきゃ、身体機能の犠牲のかわりに、痛みの軽減を図る行為はしないはずです。

他方、腰痛難民とか、手術しても治らないとか、よく効く話だが、治療成績が良いはずなのに???
腰痛難民の人達のデータってものが、きちんと取られてないからか?それとも、腰痛難民は、多いように聞こえて、本当は手術データをひっくるめて、割合としてはマイナーなものなのかな~。

でも、天文台長さんの、ペインクリニック体験談。
「手術しても治らない人が沢山、ペインクリニックに」
本当に手術の治療成績は良いのか。

加茂先生の掲示板に来る人達はとても不幸な、例外の数値の人達なのでしょうか?
Commented by はる at 2009-04-10 12:42 x
手術して良くなった人はネットあ~だこ~だ言わないし、健康を楽しんでいるはずです。

悪い人がいる以上、例外の数値と言っては怒られますが、手術件数でみるとあきらかにそうなりますね。

またほとんどがMPSで話がつくのでしょうけど、ではなぜ手術の方があれでけ早く回復する人が多いのかなと思います。

手術を辞めTPBで治療された方のブログでも、半年とか1年でもまだ歩き難いとかあまりにも長く思います。

完治するのかなと。

そう考えると、ほんとに手術が最終手段なのかなと考えさせられます。
Commented by junk_2004jp at 2009-04-10 18:28
診断に疑問があります。誤診ではないかと。

http://junk2004.exblog.jp/7742235/

http://junk2004.exblog.jp/719816/
Commented by TK(タク) at 2009-04-10 19:20 x
はるさん、はじめまして。

私の体験でしか、言えないのですが、2003年に腕に痛みが出て、MRIの所見により頚部3箇所のヘルニアが原因と診断を受けました。その後、色々な病院に行きましたが。

2006年の11月、私の加茂整形外科デビューです。診断は、勿論ヘルニアではなく、筋筋膜性疼痛症候群です。
今日現在も痛いです。先月も加茂先生のTPB受けました。

たら、ればの話をしても後悔してしょうがないないのですが、もっと早く加茂先生の診断を受けてれば、こんな、長く患わなくて済んだのにと思います。
慢性痛ですから、受け入れなくてはなりません。加茂先生や、ケイしゃんが、一筋なわではいかないと言ってるように。
Commented by TK(タク) at 2009-04-10 19:21 x

論点は、痛みの原因、診断ではないでしょうか?

a.
脊髄神経の圧迫が原因なように思われて、筋性疼痛が原因だと気づかずに手術する。
そして、治療成績が良かった。

いや、
b.
脊髄神経の圧迫が原因で
そして、治療成績が良かった。

a.の場合
加茂先生が言われてる事ですが、
手術の全身麻酔で筋Spasmが解けた。手術と言うプラセボ効果(儀式)
で、治ったと言うことですが。
勿論、神経の圧迫がどうの、こうのと言うことではないようです。

これをもし、確認するのであれば、
神経の圧迫が原因での痛みの患者さんにたいし、
次のような、手術を行うことですね。

1.完璧な全身麻酔。
2.とりあえず、メスを入れる。
3.でも、圧迫は取り除かない。
4.手術完了
5.術後、患者に、圧迫の無い、ニセ写真を見てもらって、安心してもらる。

で、患者さんの痛みが取れる。

こんな、実験、この日本で出来ませんよねーーーー。
Commented by TK(タク) at 2009-04-10 19:23 x
筋性疼痛が原因なら脊髄などの手術で取れるかなんて、疑問です。


私自身の体験では、私の痛みは筋筋膜性疼痛症候群。

私のヘルニアの診断は間違ってるでしょうが、他の人のヘルニアの診断は、有名先生だから、あってるかもとも言えます。
他の患者さんの事ですから分かりません。医者じゃありませんし。私。

加茂先生の病院に行って、他の患者さんと情報交換すると、
手術しても治らなかった、と言う人が沢山。沢山って言葉も、具体的数字ではないので、曖昧なのですが。

加茂医院は統計上、レアな患者さんが集中する病院のようです。

論点にすべきは診断です。
勿論、私は医者でないので、何が正しいか言えません。
Commented by はる at 2009-04-11 12:04 x
タクさん、こんにちは。

そうですね、最初の診断が間違っていると間違った治療に行きますよね。

いろいろ病院を回られて納得のいく診断が出てよかったですね。

私は腰痛持ちですが、手術は嫌ですが何が何でも嫌というわけではありません。
傷口なんて直ぐ治るし、必要ならばと思っています。

脳細胞や神経細胞は分かってきたとわいえ、まだまだ未知の領域なので難しいですね。

圧迫と痛みは関係なくても、じゃぁ、圧迫をほっといていいのかとも思いますし。

まとまりの無い文章になりましたが、皆さんが回復に向かうといいですね。


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