2009年 05月 04日
連休でヒマな人のために https://www.iyaku-j.com/MDJOURNA/clin/doc/2005-03/057tokusyuu.htm 単なる神経根圧迫では痛覚過敏が発現せず,髄核による痛覚過敏発現には,アラキドン酸代謝系の生理活性物質が関与することを証明した。 根性疼痛とは痛覚過敏のことなのか?神経根で痛みが生じることなのか?この違いは大きい。 髄核の関係しない脊柱管狭窄症は? http://ds-pharma.jp/medical/gakujutsu/undouki_spine/discussion/index.html 対談の中に神経根性疼痛というのがいくつかでてきます。 筋性疼痛(筋筋膜性疼痛症候群)はほとんどでてきません。 私の経験では急性腰痛のほとんどが筋筋膜性疼痛で、その場で痛みを改善することができます。まれに圧迫骨折があります。ごくごくまれに内臓疾患があるのかもしれません。 対談の流れをみていると、先に病名(ヘルニア、脊柱管狭窄症)がありきなんだ。そして、脊椎脊髄専門医にアンケート調査をしてエビデンス的なものを見つけようとしている。 いったい、それが麻痺性疾患なのか疼痛性疾患なのかということもぼやけてしまっているような気がするのだが。 脊柱管狭窄症にしても馬尾型は麻痺性疾患で少数だが存在すると思う。 神経根型といわれているものは限りなく怪しい。これは麻痺ではなくて疼痛性疾患なのだ。 血管性(閉塞性動脈硬化症)は少数だがあるだろう。神経根型といわれているものは筋痛症だと思う。高齢者のシンスプリントみたいなものだ。 だから保存的な治療で十分よくなる。 患者さんが訴える痛みが本当に脊椎脊髄専門医が診るべき疾患なのかという根本的なことから議論していただきたいものだ。 http://ds-pharma.jp/medical/gakujutsu/undouki_spine/discussion/ds14/ds14_02.html この表をみると、腱反射の減弱、消失は運動神経の末梢神経の麻痺の検査です。 Crossed SLR、SLRは脚を挙げたときに逆の脚あるいは同側の脚に痛みがあり挙げることができないという検査で、これは神経学的検査ではなく疼痛誘発試験です。つまり五十肩の人が腕を挙げると痛いというのと同じことです。 知覚障害は知覚神経の障害の検査ですが、MPSでも障害がでますのでとてもあやふやな検査です。 筋力低下は運動神経麻痺でもMPSでも生じます。 椎間板ヘルニアが疼痛性疾患なのか麻痺性疾患なのかという基本的な問題でこの表は揺れ動いています。
by junk_2004jp
| 2009-05-04 12:08
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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