2009年 05月 05日

ヘルニア患者さんからのメール

掲載の了解を得ています。

今晩は。始めまして。**在住のAと申します。35歳です。国家公務員、病院で*をしております。

病名は、おなじみの「腰椎椎間板ヘルニア」です(笑)。

先日、本屋でたまたま手に取った先生著「トリガーポイントブロックで腰痛は治る!」を パラパラと立ち読みしていて、「こんな整形の先生がいたんだ!」と衝撃を受けました。 もちろん購入して帰りました。

長年自分が体で感じてきた事に対する、画像や整形Dr.の診断とのあまりの乖離と、疑問が全て解消されたのです。

先生がお書きになっている内容と、自分が考えていた事がほぼ合致し、まさに「我が意を得たり!」心強くなりました。あまりの嬉しさに、直ぐにでも小松に飛び、先生にお目にかかりたいと興奮してしまったくらいです。

若干のご相談も含め、私の“病歴”です。

中2の時に、初めて本格的なギックリ腰を起こして以来、高校の体育の時間の体操中にギックリ腰になったり、日常の些細な動作でも軽いギックリ腰を頻発するようになりました。

社会人になって以降、何度かMRIを撮りましたが、痛みの割にはヘルニアにはなっておらず、大多数の方と同じく、湿布・牽引・コルセットと、無意味な処方やリハビリを経験し、 “第5腰椎すべり症”という“ウソ”の病名を付けられたりもして、ウンザリしました。

当時から自分では、「すべり症なんてウソだ!」と確信していました。やはり、患者が体で感じているのは正しいのです(笑)。

大人になり、自分の症例をよく観察するようになるにつれ、右腰の強い張りと、右足の鈍さ(強いしびれがある訳ではありません。ぼんやり寝ぼけている感じ。左に比べて力が入らず、左右にバランス差がある感じ)が常にある事を、実感するようになりました。

6年前から、月に1~2度、信頼出来るカイロプラクターの下へ通いケアする事によって、かなり腰が安定化し、ボケた右足も、少しは感覚が良くなってきたように感じていました。ところが、平成19年10月末、この頃急にキツイ運動(長距離走等)を続けて行ったのが たたったのか、左足首を痛め「左アキレス腱周囲炎」と診断されました。

おそらく、右足が弱い分、運動中常に左足ばかりに負担がかかり、パンクしたのでしょう。かなり痛みが強く、びっこをひいていて、普通に歩けるようになるまでに二ヶ月もかかってしまいました。

その左足が治りかけてきた平成20年の元旦(!)、久々にギックリ腰発生。しかも、今までで最も痛みが強く苦痛で、臀部にも痛みがあり、排便時に辛い思いをしました。

痛みが治まってから念のため受診し、MRI撮影の結果、「L4,L5及びL5,S1間、二箇所のヘルニア」でした。L4,L5は軽度でしたが、L5,S1間は結構出ていました。

私としては、「ついに出たか!」と少々ガッカリしましたが、「右の神経を圧迫している」とのお決まりのセリフに、(そんなに神経を圧迫しているのだったら、今は痛みもひいて、 ほぼ普通に動けるのは何故?)(逆に以前のように、痛みがあるのにヘルニアの初見がない時もある。この矛盾をどう説明するんだー!)
と、疑問が残りました。

以後、経過観察のために12月にMRI。L4,L5変化なしでしたが、L5,S1のヘルニアは小さくなっていました。
最近の本等を見ますと、大きくとび出した物ほど、マクロファージが食べてしまうそうですね。

事実かどうかは分かりませんが、出た物が再び中に引っ込むのは考えられないような気がするので、まぁ、食べてくれたのでしょう。

小さくなったおかげか、確かに腰の状態は結構良かったのですが、右足の違和感はずっと継続したままです。

最近3月下旬頃から、再び腰の調子が悪くなり、右臀部の下が継続的に痛く、特に立ち上がった直後や歩き始めに痛く、歩き方がおかしくなったりしました。

また、右足を伸ばした状態で上体を倒すストレッチは、痛くて出来なくなりました。臀部に継続的に痛みを感じるのは初めてだったので、受診。再びMRIを撮ったところ、 L5,S1間のヘルニアが、また大きくなっていました。しかも、昨年1月の初診時よりも大きく、風船で膨らませたように、ボッコーン!と出てました。せっかく小さくなってたのに、予想外の事に、驚きました。

しかも、これだけ出てると、画像というものは、患者に恐怖心を与えるには強力な媒体だと実感しました(笑)。

またDr.からお決まりのセリフ。「結論から言うと、悪くなってます。かなり右の神経を圧迫してるので、坐骨神経痛ですね。」画像に、少々驚いたものの、やはりこう思うのです。(でもね、おっしゃってる事が本当なら、こんなに圧迫されてたら、右足がビリビリして歩く事もままならないんじゃないですか?今日の私は、あまり痛みはないのですよ)逆に、こうしてメールを打っている今の方が痛いくらいです。

まぁ、痛いとは申しましても、本やブログに登場する患者さんの激しい痛みや悩みに比べれば、私の大した事のない痛みは、贅沢というものでしょう。

幸い手術を勧められたこともありませんし、患者歴約25年の私は、早々に「整形じゃらちが明かない。何も解決しない。」と見切っていて、ドクターショッピングもしませんでした。

でも、そんな私でも長年思っていました。「腰痛に対する的外れの診療を、早く改めて欲しい」「痛みと真剣に向き合い、そのメカニズムを明らかにして欲しい」と。

ずっとお世話になっているカイロの先生は、腰椎右側部と右(おそらく)大腿四頭筋の コリコリ「筋硬結なのでしょう」に、いつもアプローチしてくれます。最近のカイロの先生とのヘルニア談義で、「ヘルニアがあろうが無かろうが、痛みとは関係ない」と、二人で盛り上がっていました(笑)。

それから右足は、本に掲載されていた「浮腫をおこしている写真」の、まさに患側と同じです。この写真を見た時も感動してしまいました。「同じだ!」って。調子悪い時は、親に「右の方が太いよ」と言われていたので。(むくんでたんだ。。。) と、納得しました。

加茂先生、私の症状は藁をも掴む思いで来る方々に比べれば、大したことのない症状ですが、長年付き合いすぎて、少々疲れてきたのも事実です。

現在、継続的に痛い右臀部は、場所が場所だけに不愉快ですし、何よりも、ぼんやりしている右足を覚醒させたいのです。物心ついた時から、感覚や筋力が?だったので、長く患いすぎていてどうなるか分かりませんが、左右差があるように感じている筋力差をなくしたいですね。

TPBで右臀部の痛みがほぐれ、右足が覚醒し、感覚が良くなれば万々歳ですが、加茂先生に、圧痛点やトリガーポイントを触診して頂くだけでも、充分価値ある事と思っております。

全国から患者さんが来る中、お忙しいでしょうが、なるべく近いうちにお伺いしたいと考えております。その際は、よろしくお願い致します。


整形じゃ、ラチがあきませんよね。MRIを撮ってまとはずれの説明、ヘルニアがあってもなくても同じ治療。答えは筋痛症(筋肉のスパズム)でしょう。

中学生のころにワケあり筋を作ってしまい、ある程度部位が広がったのでしょうか。心理的、物理的ストレスが引き金となってspasmを起こすのでしょう。

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2chに私のことについて悪意に満ちた誤解が書きこかれていましたのでここで反論します。ここを見ていることでしょうから。

この話を持ち出すとまた荒れるとか、もういいと言われるかも知れませんが、 しつこく勧めていたのはペインクリニックというより、K整形外科のトリガーポイント注射ですよね。

実際、あちこちの掲示板で宣伝していますし、ユーチューブ に動画までUPしている。また、あそこの宣伝マンの書いている事はあまりにも都合良く出来すぎていると思っら、 他のHPのコピペだったり、K整形外科とは全く関係の無い患者の書き込みのコピペだったりする。 この様な宣伝方法はいかにも酷すぎるし荒しと言われても仕方ない。

最近ではK医師が本を出したとか、健康雑誌に紹介されたとか騒いでいるけど、 医者でも民間療法でも、そういう事ばかりしているところほど怪しいのが多い。

今までも言われているけど、あの医師の考えではヘルニアや脊柱官狭窄症、脊椎すべり症どころか、 たとえ腫瘍が有ったとしても、悪性でなければ痛い筈は無く、痛みの原因は筋肉の痙攣だと言い張っている。

最近TVに出ている別の医師の説明では、内臓や脊椎の問題からトリガーポイントが出来る事もあり、そちらの治療もしなければならないと明言しているのに、K医師の考えは偏りすぎている。

トリガーだけでなく硬膜外や神経根等のブロックを含めたペインクリニックの治療自体は、痛みの悪循環を断ち切るという意味で人によっては効果が有るかも知れないとは思うが、何でもかんでも筋肉の痙攣のせいにし、自分のやり方で無いと治らないような事を言い張ったり、異常な宣伝活動をしている医師には期待しない方が良いと思う。


私が宣伝しているわけではありませんので。私はどこにも宣伝を出していませんし、宣伝を頼んだこともありません。自分のHPや掲示板、ブログに書くだけのことです。

それも医師として責任を持って書いています。

良性腫瘍が痛みを起こすことはありません。感染でもしていれば別ですけど。

ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症などが痛みを起こすといっているほうがどうかしています。生理学や慢性痛を勉強すれば分かることです。

腰痛と椎間関節部の変形性関節症と関連性認めず

腰痛の画像検査は無用?

重篤な基礎疾患のない腰痛患者に画像検査を行っても臨床転帰は改善しないことが、アメリカ・オレゴン健康科学大学のRoger Chou 氏らが実施したメタ解析で明らかとなった。Agency for Healthcare Policy and Research(AHCPR)ガイドラインは急性腰痛発症1 ヵ月以内の画像検査を否定しており、重篤な基礎疾患を示唆する臨床所見(いわゆるred flags:癌、感染症、馬尾神経症候群など)のない慢性腰痛には画像検査を行うべきではないとするガイドラインもある。しかし、現実には患者の要望などもあってルーチンに施行したり、臨床所見がないのに行われる場合が多いという。Lancet 誌2009 年2 月7 日号掲載の報告。


いまだに腰痛の解剖学的発生部位を探している研究者もいますが、そのような研究はおそらく役に立たないだろうという意見が大半です。(FILE89


内臓疾患とトリガーポイントが合併していることもあるでしょうが、それは別問題です。~~に**の筋痛症が多いなんていうことは書かれていません。

たとえば、腰痛で受診し、腰方形筋のMPSと診断されたとき、「腎臓の病気があるかもしれない」といって腎臓の検査をする医師がいたとしたら、それはやりすぎというものです。

脊椎の異常、たとえば高度の側彎症があったときはトリガーポイントができやすいかもしれません。

筋骨格系の痛みのほとんどは筋痛症です。筋痛症のメカニズムは十分解決されたわけではありませんが、spasmととらえた方がいいでしょう。炎症ではありません。

私は私のやり方でないと治らないなんていったことがありません。そんな医師のところにたくさんのリンクの依頼があると思いますか。

筋痛症だから、筋肉に対するアプローチでよくなることがあるだろうといっているのです。

硬膜外ブロック、神経根ブロックは神経の通り道をブロックするのでトリガーポイントブロックよりも合理的でないし、実際効果は少ないように思う。
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by junk_2004jp | 2009-05-05 21:25 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(2)
Commented at 2009-05-05 23:15 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by junk_2004jp at 2009-05-05 23:46
いいえ、どういたしまして。

この2つの文が特徴的でしたので並べて供覧しました。歴然としていますね。


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