心療整形外科

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2009年 05月 16日

今日、診察した脊柱管狭窄症の術後3症例

いずれの症例も術後、しばらくはいいみたい。しかし、また痛みが再発している。

手術した病院の「手術承諾症」を見せてもらったが、やはりお粗末なものだ。痛みやしびれを神経症状だとしている。

痛み、しびれと麻痺の区別がついていない。

1例は、1年前、間欠性跛行で脊柱管狭窄症の手術をしたが、また同じ部位に痛みが再発する。手術した病院にいき、MRIを撮るも異常なし。痛みの説明はされなかった。

脊柱管狭窄があればそのせいにされ、なにも見つからなければ痛みの原因を説明されない。これ、おかしくないですか。

1例は、椅子から立ち上がるときビリッと電気が走ることが左お尻にあり。その後、転落もあり。MRIで脊柱管狭窄症の診断。術後はびっくりするようなリハビリ。この内容のリハビリを私がしても筋痛症になることだろう。。つまさき歩き、階段歩行、タオルギャザーなどなど・・・筋力を鍛えるものばかり。そのため患者さんは強い痛みに悩まされている。

1例は数回手術をいている。するたびに数か月はいいのだが、またもとの黙阿弥になる。とても有名な病院なんだよ。

結局は分かっていないんだ。痛みの生理学を分かっていれば手術なんかしないよ。
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by junk_2004jp | 2009-05-16 23:14 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(4)
Commented by TK(タク) at 2009-05-16 23:52 x
結局、筋痛症だったのですか?
医者の大事な仕事に診断があるのですが…。とても大事だとも思います。筋痛症を知らないしても。
でも、だからと言って背中にメスを入れて、脊柱起立筋なんか、はいで、狭窄してる骨を削って。

結局、その患者さん、手術しても治らなかったら、小松に来たのでしょう。
立派なエビデンス。

最近、感じは、手術法で治らない、注射で治すとかではなく、「診断」を議論すべきではないかと。

「トリガーポイント注射で脊柱管狭窄症痛みや麻痺は治らない」
とか、、頓珍漢な言葉尻の議論をしているように思えます。これでは医学の議論じゃないのは、素人の私だけが思う事でしょうか…。
Commented by junk_2004jp at 2009-05-16 23:55
もう思いこんじゃってるから・・・。これを否定することは自分の存在にかかわることなんだ。

痛みの診断ができないわけです。でも神の手にはなれる。
Commented by アクビ at 2009-05-17 12:56 x
>思いこんじゃってる

激痛の治療には、それ相当のリスクを払わなくては、という思い込みなのでしょうね。

しかし、大きな代償を払うリスクをどう考えるのか・・・どうもその部分を飛び越えて、ハイリスクハイリターンに期待を寄せたくなるなんらかの深層心理が働いているように思われてなりません。

すっかり思い込んでしまった人に発想の転換を求めるのは、痛みの悪循環を断ち切るのが簡単でないように、かなり困難なのかもしれません。
Commented by junk_2004jp at 2009-05-17 14:20
他人を非難するより、自分の思うところをいうほうがいいのでしょうが・・・


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