心療整形外科

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2009年 05月 19日

生理学的裏付けがあるのか?

雑誌わかさの付録

みました。

脊柱管が狭くなるとなぜ痛みやしびれがしょうじるのか?

なぜ間欠性跛行になるのか?

神経根型が痛みで馬尾型が麻痺、そして混合型がその両方の症状・・・・

痛みや麻痺という生理学的な意味を知っているのだろうか?

今日、「わかさ」を見た60歳代の女性がこられた。

ある朝、起きたら左下肢痛(つっぱる)のため歩行困難となる。

大病院で入院、脊柱管狭窄症、1Wほど入院するもよくならず。10数万円。

当院では下肢の筋痛症との診断でTPBをする。

「あ~楽になった。」千数百円。

ハムストリングやヒラメ筋のMPSだったのです。立ち仕事がこたえたのでしょう。


「MPS(筋痛症)もあるだろうが、脊柱管狭窄症やヘルニア、すべり症、椎間板症による痛みもある」という中途半端な者が必ずいるものだ。

だから、Simonsの提唱したMPSの診断基準がありそれによって診断しているわけだ。診断基準を世に提唱するのだから、深く考えてのことなのだ。それをひっくり返すにはかなりの勉強、経験が必要でそれなりの理論武装が必要だ。

また、百歩譲っても・・・

「間欠性跛行や腰下肢の痛みやしびれと脊柱管狭窄症と同じような症状を呈する疾患にMPSがある。その鑑別診断は・・・・こうだ。十分注意して診断治療しなければならない。」

このように記載すべきで、また医学生にはそのように教育しなければならない。ところがそんなことを言っている医学教育者をみたことがない。

これではだめなのだ!!!
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by junk_2004jp | 2009-05-19 12:46 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(1)
Commented by 国松 at 2009-05-19 22:32 x
先生、 入院の際は、ありがとうございました。
これでは だめなのだ!!!。・・・、賛成しますとも、当然。
日本では、残念ながら ・・、あかんぞ、この国の医療は。
ああ、日本医療沈没が、いよいよ 表面化してきましたなあ。
先生、なにか 協力できることあれば、足になりますぜ。


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