2009年 05月 25日

脊柱管狭窄症ブーム

高齢者が脚腰が痛くて歩行がままならないとくればMRIで「脊柱管狭窄症」と判で押したように診断される。

そして、硬膜外ブロックや神経根ブロック、血行改善剤の処方。

よくならない。

素人や内科の医師も診断に疑問をいだいているが気がつかないのは整形外科医や脊椎脊髄専門医。

マークシート方式の勉強が禍したのか、まるでマークシート方式のような「脊柱管診断サポートツール」に疑問をいだかない。いろいろ考えをめぐらせることができない医師たち。

最近の2例を紹介します。何も珍しいことではありません。二人とも70歳代の女性でつい最近までは特に痛いところもなく元気な方でした。

Aさんは遠方から息子さんの車で来院されました。

特に痛いところもなく夫の介護に明け暮れる日々でした。夫の死後、急に両下肢が痛くて歩行困難になりました。

Bさんは電車を2回乗り継いで来院されました。

旅行から帰ってから急に脚腰が痛くなりました。旅行に行った時は全く元気でした。

AさんもBさんも病歴を聞いただけでほぼ診断はできます。

お二人ともTPB後は腰が伸びて歩きやすくなりました。

本人もですが家人やかかりつけの内科医が脊柱管狭窄症という診断を疑問に思うのです。先日まで元気だった人がなぜ急に痛みがでたのか・・・それが脊柱管狭窄症によるものとは思えないのです。

お二人とも殿筋や下肢筋の筋痛症なのですよ。

Aさんは夫の死という出来事が影響しているのでしょう。患病で張りつめていた心が急に無になったとき体の不調がでることがあります。

Bさんは旅行で筋肉の疲労が原因なのでしょう。

脊柱管狭窄症(神経根が圧迫を受けて)で痛みが生じるという理論は間違っていると思います。生理学的に説明がつきません。
[PR]

by junk_2004jp | 2009-05-25 00:36 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(5)
Commented by uoom at 2009-05-25 23:57
脊柱管狭窄症     手術では完治は無理でしょう
生まれつき 加齢にによるもの
なんか整形外科医が気の毒になってきました
Commented by TK(タク) at 2009-05-26 00:24 x
加茂先生の主張されたいのは、ヘルニアや脊柱管狭窄症の治療法ではなく、ヘルニアや脊柱管狭窄症で、痛みは生じない。患者の主訴が痛みである場合(麻痺ではありません)所見にヘルニアや狭窄が認められても、関係ない。

治療法、手術法の問題ではく、診断を問題としているのです。
Commented by uoom at 2009-05-26 19:05
やはりいろいろな情報を得て 患者が判断するしかありませんね
最近高額納税者に脊椎外科医が入っていて 自治体も見ぬふり
しているんじゃないでしょうね  誰も診断を検証しないのはおかしいと思います ==手術して何ぼなどといわれる脊椎外科の世界==
Commented by 00 at 2009-05-27 22:49 x
先生、関係ない話で申し訳ありませんが、筋短縮の結果ありきの骨格(関節)変形では、内側広筋によるO脚変形となりますが、X脚では外側広筋,腸脛靭帯によるものなのでしょうか?また、改善の方法はやはり筋の弛緩、ストレッチが有効なのでしょうか?
Commented by junk_2004jp at 2009-05-28 00:11
そのようなX脚もあるでしょう。

外反母趾も、O脚、X脚も種子骨が関係しているような感じです。

研究して教えてください。


<< 誤診によって不安にされているのです。      心因性の痛み >>