心療整形外科

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2009年 06月 04日

今日も脊柱管狭窄症ネタ

Aさん(80歳代、男性)は慢性の腰、下肢痛でいろいろと病院や治療院で検査や治療を受けてきました。

脊柱管狭窄症との診断で手術を受けるため入院したことがありますが、術前の麻酔医の全身麻酔に耐えられるかどうかの検査で持病の心臓病のためパスしなかったということもありました。

「わかさ」を見て奥さんとご一緒に診察にいらっしゃいました。

トリガーポイントブロック後すぐにまっすぐに立つことができました。また屈んで靴下をはくことができるようになりました。笑顔になりました。

慢性の筋性疼痛以外に考えられません。

脊柱管が狭窄していてもこのような症状がおきるとは思えません。

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Bさん(70歳代、女性)は脊柱管狭窄症、変形性膝関節症と診断されています。

ヒアルロン酸を注射していましたが、よくなりません。ある日、下腿の筋肉が攣りました。そしてどんどん歩行困難になっていきました。

手術も考えていたのですが、娘さんから私の本をプレゼントされました。

電車を乗り継いで診察にいらっしゃいました。

トリガーポイントブロック(殿筋、内側広筋、前けい骨筋、ヒラメ筋)しましたらすぐに笑顔になりました。痛みはなくなりました。

Bさんは私の本を持って来られたのですが、ポストイットがいっぱい貼り付けてあり、まさに受験勉強のように読んでいらっしゃいました。

筋性疼痛なんです。

それが変形性膝関節症、脊柱管狭窄症という構造的な病名をつけられて治療方針が立てられなかったのです。

Aさん、Bさんとも筋性疼痛です。

神経が圧迫を受けて痛みやしびれが生じるという考え方は間違っています。

また軟骨が減っているから痛いという考え方も間違っています。


筋性疼痛(慢性痛)という考え方で治療されればきっとよくなるでしょう。

不安状態、うつ状態が背景にある場合あるいは構造病名にこだわりのある場合は治療がやや長引くことがあるでしょう。
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by junk_2004jp | 2009-06-04 21:19 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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