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心療整形外科

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2009年 06月 12日

線維筋痛症にトリガーポイント注射が効くことがあります

平成12年*月*日に、*****海岸にて会社の親睦会にて胴上げをされ、海の波打ち際に転落。かなり痛みを感じましたが、痛みを我慢しつつ帰宅。1時間程乗車していると、我慢できない痛みで途中下車。近くの*病院(整形外科)を受診し、レントゲン検査の結果「胸椎圧迫骨折」〔胸椎11,12〕と診断され、すぐに入院することとなりました。

その後3週間ベッドで安静に寝てるだけの保存治療が行われ、激しい痛みを訴えても、薬と座薬のみの治療でした。コルセットができたので、付けて立ち上がるが左側の足に力が入らず〔筋力低下〕立ち上がれませんでした。さらに左半身の痛みを訴え再度MRI検査をするも、骨は大丈夫との事で歩行のリハビリを開始し、事故から48日後に同病院を退院しました。

退院後も左半身の痛み、痺れ、筋力低下と眩暈(乗り物酔いの感じ)等があり、仕事に復帰したのが事故から76日後の平成12年*月*日でした。

復帰後も同病院に通院、薬を飲み続けるも左半身の痛み、痺れ、筋力低下と眩暈は治りませんでした。自宅の近くにある他の整形外科、整骨院に通院し牽引、ブロック注射等、様々な治療も試みましたがあまり効果がありませんでした。

平成15年*月に左半身の痛みと眩暈が酷くなり、近くの整形外科に通院、通院中に風呂場で転倒、同年11月18日に左精巣が腫上がり歩行困難となり、**総合病院(泌尿器科)を受診、触診の結果「精巣上体炎」と診断され、すぐに入院することとなりました。

入院中は点滴と薬の治療がされ、さらに、腰痛と睾丸の痛みが連動していると訴えると同病院(整形外科)でMRI検査をし、「腰椎椎間板症」〔腰椎4,5〕と診断されましたが手術の必要は無いと言われ、精巣上体の腫れが引いたので、入院から11日後同病院を退院しました。

退院後も左半身の痛み、筋力低下と眩暈等があり、引き続き様々な、整形外科、整骨院、整体に通院しましたが効果が出ないので、平行して、違う診療科目を受診しました。

歯科で「顎関節症」と診断され、マウスピースを使用、耳鼻咽喉科で眩暈の検査を行い、抗めまい薬を処方され、眼科で「ドライアイ」と診断され、点眼薬ヒアレイン等を処方され、循環器科で胸部圧迫感があり受診、24時間心電図検査を行い異常なしと言われました。が、諸症状の改善には到りませんでした。

平成18年3月に睡眠障害を疑い、***睡眠クリニックを受診、入院検査の結果、『睡眠時無呼吸症候群』と診断され、約2年間CPAPを着用して睡眠しました。が疲れが取れず、リタリンと言う薬を処方されました。

平成18年11月に左後頭部の痛みの為、**医科大学〔神経内科頭痛外来〕を受診、頭・首・腰のMRI検査をし、首と腰がヘルニアだが手術は必要なしと言われ、同年12月、低髄液圧症候群の検査の為、5日間入院、最終的診断結果は、「筋緊張性頭痛」と診断され、テルネリンと言う薬を処方されました。少々緩和するも改善には到りませんでした。

平成19年9月にテレビ雑誌等で見た、*****センター〔**病院の東京分院〕を半年待ちで受診、頭・首のMRI検査をし、首の軽いヘルニアを指摘され、触診の結果、「頚性神経筋症候群、頚性眩暈、頚性頭痛」と診断され入院3ヶ月程度するよう指示されました。入院までの間、同センターに通院、首への電気治療、薬を処方されましたが、改善しませんでした。

平成20年3月18日、**病院〔**市〕に半年待ちで入院、通院時の治療を午前と午後二回行い、自由診療で一回、1日3回の首への電気治療、針治療、薬、点滴〔2週間〕、保存治療〔首を休める為寝たまま〕を開始しましたが、改善には向かいませんでした。

左半身の痛みも変わらず、腰のMRI検査をし、「腰椎椎間板ヘルニア」との診断を受けさらに、精密なMRI機器のある、**県の他病院で再度MRIの検査をしましたが、手術の必要はなしとの診断をされ、改善しないまま、同年8月26日に退院しました。

退院後も、再び*****センターを通院、9月よりシステムが変わり、センターの分院である、***に通院、電気、針治療を行うも改善しませんでした。

平成20年10月、視力低下が原因と疑い、****クリニックで、視力矯正手術をしました。頭痛は多少緩和されましたが左半身の痛み、眩暈は改善されず、引き続き******に通院を続けましたが、平成21年2月末で中断しました。

平成21年3月、加茂整形外科のホームページを見つけ、すぐに、本屋で先生の著書を購入、熟読し一番近い休みの日の飛行機を予約しました。同年4月6日より3日間、加茂先生の治療を受診、「線維筋痛症」と言う病名を告げられました。

初めて聞いた病名だったので戸惑いましたが、病気の説明をいただき理解しました。また、たった3日間の治療で痛みが緩和し、今まで自分がどれだけの痛みを抱えていたのかと驚きました。この治療を続ければ、必ず治るような気がして、最終日に入院を予約して東京に帰りました。

帰宅後もかなり調子が良く、4月12日の東京での治療後、徐々に左半身の痛みが強くなるなどの症状がでてきました。

同年5月7日、加茂整形外科に入院、最初の1週間で痛みはかなり緩和していきました。その後2週間程度で眩暈が無いことに気づきました。途中から胸部と胃の部分にも注射を打ってもらい胸部の痛みも緩和し、なぜか食欲が回復しました。またランドセンの効果か、熟睡感もあり頭痛も緩和し、退院する5月30日にはかなりの諸症状で改善されました。

最初は、半信半疑で小松まで行きましたが今では本当に行って良かったと思っています。帰宅後も、先生の病院が近くにあったらと思っています。それでもまた痛くなったら、小松に行けば緩和すると思うだけで気が楽になります。

入院中は先生を初め、スタッフの皆さんに良くしていただきありがとうございました。書面にてのお礼になりますが、本当にありがとうございました。


人生に「~だったら」はないですが、胴上げされなければよかったのですが、圧迫骨折で入院したとき痛みの管理を十分にしていれば、その後はなかったのかもしれません。

損傷と痛みは2本立てで考え治療すべきです。極端なことを言えば、圧迫骨折は安静にして入ればいいので痛みの治療の方が重要なのです。

受傷早期に痛みの治療はとても大切なのですが、一般には損傷の治療が主になりがちです。

by junk_2004jp | 2009-06-12 22:58 | 線維筋痛症


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