心療整形外科

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2009年 08月 14日

頚椎ヘルニア

b0052170_7123194.jpgAさん(40歳代、男性)は1年前、引っ張っていたロープが突然切れて仰向きにひっくり返りました。

頚が痛くなったため病院へ。MRIで頚椎ヘルニアとの診断でした。

頚椎牽引などの治療を受けましたが改善はみられず、いくつかの病院をめぐりましたが同じ診断でした。

好きなゴルフは禁止されました。

整骨院でマッサージも受けましたが、さほどの効果はありませんでした。

奥さんがインターネットで検索して、私のところに半日がかりでやってこられました。

図のようなところ(上部僧帽筋など)に強い圧痛がありました。MPSです。

TPBをしましたら、Aさんの表情はすぐにゆるみました。1年ぶりに味わう軽い頚といった感じでしょうか。

2日間の治療でしたのでもちろん治癒とはいかないと思いますが、治療の方向は見えたと思います。

①ヘルニアが原因ではないので無視すること。

②ゴルフはしてもよい。

③筋肉をゆるめる治療をすること。

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1.もともと頚椎にヘルニアがたったのだが無症状だった人が身構えることのできない不意の転倒で、、頚の筋肉に微小損傷が生じMPSとなった。

2.転倒によってヘルニアと筋肉の微小損傷が同時に発生した。

3.転倒により筋肉の微小損傷→MPS発生→その結果筋肉の短縮、コワバリ、運動制限によりヘルニアが生じた。

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理論的には上記の3つの可能性があります。

転倒→ヘルニア→痛み・・・・ではないのです。

痛みなどの症状の原因はヘルニアによるのではなくてMPSによるものなのです。

ここのところを多くの医師は勘違いしているのです。だからうまく説明も治療もできないのです。

1、2、3、のどのケースなのか判断するのは困難です。どのケースにしろ、MPSを早期に治療すればいいのです。

早期にTPBなどの治療をすれば、長期にわたって悩まされなくて済んだかもしれません。

どのような外傷もそうなのです。鞭打ちにしても腰椎の圧迫骨折にしても。

損傷の治療と痛み(MPS)の治療は分けて考えて2本立てですればいいのです。
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by junk_2004jp | 2009-08-14 07:37 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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