2009年 10月 14日

MPSのHP立ち上げ予告

神経根がヘルニアや脊柱管狭窄で圧迫を受けると、神経根に炎症や血流障害が生じて、その神経の支配領域に痛みやしびれが生じる。将来、麻痺につながる恐れがある。


これは医師たちによって語り継がれてきた伝説だ。

それにどっぷり浸かっている人たちには分からないだろうが、客観的に見ることのできる医師や患者さんにとっては「なんで?」と思うはずだ。

この説は矛盾に満ちていて、いろいろな疑問に答えることができない。またその説にそって治療しても結果はよくない。

ところが

ブレンダの悲劇状態だ。

スーパードクター、大学教授が言っている。

有名人もその治療を受けている。

動物実験で確かめられている(といっているグループがある)。MPSは人間で確認できるわけだが。

「ビデオ」のように手術をした翌日から痛みがなくなった。(これこそまさに疑問を呈する材料なのだが)

など、子供の口喧嘩状態になってくる。

また、疑問に思う医師も決して少なくないが他人の業績にケチをつけたくない、専門医がそういっているので責任がとれないなどの理由で音なし状態となっている。それではあまりにも患者さんにとって不利な状態だ。

何を信じて治療しようが個人のかってなのだが、情報、選択肢の提供がなくてはならない。

A:神経根性疼痛説

B:筋筋膜性疼痛説

AのときもBのときもある

「筋骨格系の痛み」に対して、私たちは特異的な疾患(悪性腫瘍、感染症、リウマチ周辺の炎症性疾患、骨折などの明らかな外傷)を除いてほとんどがBという立場だ。その他に神経障害性疼痛がある。

まさかAしかないという立場の人はいないだろう。

神経根性疼痛=神経障害性疼痛と思っている人もおろうが、これは明らかに違う。

AのときもBのときもあるという立場の人はその鑑別法を述べるべきなのだ。ところが、「腰部ヘルニア診断ガイドライン」や「脊柱管狭窄症診断サポートツール」にはその記載がないし、そのほかでもみたことがない。

下肢を挙上したり、体を前屈、後屈したりして診断しているが、生理学的な裏付けのない前近代的な発想だと言わざるをえない。

私たちMPS研究会は50数名、脊椎専門医、生理学者、整形外科医、脳外科医、ペイン医、放射線科医、外科医、内科医、歯科医、小児科医、産科医、僻地の何でも医(これが一番たいへん)など多彩な顔ぶれだ。

近々、MPSのHPを立ち上げる準備中だ。

過去の通例をひっくり返そうというのですから、痛みの生理学、解剖学、痛みの心理学など皆さん熱心に勉強している。

従来の選択肢しかない患者さんにとって、選択肢を医師が責任を持って提供することになる。

楽しみにしてください。


http://www.aichi-med-u.ac.jp/pain/framepage.html

愛知医科大痛み学講座より

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中枢性感作、中枢性痛覚過敏、可塑的変化・・・・・脊髄後角の可塑的な変化

上の図の慢性痛症、下の図の真ん中あたりより下は可塑的変化が生じているのでTPBだけでは対応できない。

またうつ状態がある場合もTPBだけでは困難なこともある。

しかし、慢性痛症でも急性痛的な部分も混在する。
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by junk_2004jp | 2009-10-14 08:15 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(3)
Commented by at 2009-10-14 12:53 x
>「ビデオ」のように手術をした翌日から痛みがなくなった。(これこそまさに疑問を呈する材料なのだが)
何度も言ってますが、これが一番重要なので全身麻酔やプラセボとかくだらない事言ってないで早く解明してください。笑
大多数の劇的な回復や完治の謎を解明してください。まさかヘルニア都市伝説に続き回復した事自体が脳の勘違い?とか結論付けないでくださいね。笑

>私たちは特異的な疾患
今こんなの関係ないでしょ?要はヘルニアで痛みを抱えた人はAもBもあると言っているのに、こちらではBしかないと言いたいのですね。

>選択肢を医師が責任を持って提供することになる。
直らない患者にはワケあり筋、何の責任もなくていいですね。笑
Commented by junk_2004jp at 2009-10-14 13:19
さらしておきますねw
Commented by 傍観2 at 2009-10-14 14:01 x
傍観氏とは別なので念のため.

ブログ開設者も述べておられるとおり,
全てAと思う医者もいないし,全てBと思う医者もいないということです.
つまりヘルニアと言われているものを摘出することで治る症例もあれば,TPBだけで治る症例もあるということです.
要はその比率と鑑別方法の認識が,両者で大きく異なるということでしょう.

通常,坐骨神経痛といわれる症状で通院している患者さんには様々なブロック注射と呼ばれるものがされていると思われますし,その中にはTPB(開設者らの言うところのTPBとは異なる注射方法である可能性は大いにある)を行っている医者も多いでしょう.
そういった非侵襲的な治療を行った結果でよくならない場合はどうしたらよいのでしょうか?
それともTPBで全ての症例が治るとおっしゃるのでしょうか?
疑問です.


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