2009年 11月 04日

患者さん>>専門医 (厚い壁)

このように正しく判断できる人がいる・・・・・

Aさんから診察の後日次のようなメールをいただきました。

ブログに発表してもよいかとお聞きしたところ・・・・

「もちろんです。私と同じ痛みを抱えて苦しんでいる方々の一人でも多くに筋痛症という病気が存在することを知ってほしいし、加茂先生の取り組みを知ってほしいです。先進国である我が国において、現在の整形外科の認識は異常事態です。 これ以上不幸な患者を増やしてはいけません。」


皮肉なもんですね。先進国でMRIとか手術器機の発達が、かえって本筋が分からなくなっているのです。

読んでお分かりのようにAさんはほとんどご自分で治療されているわけです。Aさんは痛みを訴えていらっしゃるのです。麻痺ではありません。

除外診断として悪性腫瘍、感染症、骨折、リウマチ及び周辺の炎症性疾患。

筋痛症しかありません。筋肉のスパズム。まだ急性痛でしょうか。

私は幸運にも加茂先生の見解と治療にたどり着くことができましたが、もしも、自信満々の整形外科医の言う通りにヘルニアが痛みの原因だと決めつけていたとしたら……

もしも、そのために根拠のない間違った治療をしていたとしたら……

もしも、時間の経過と共に痛みが収まるどころか酷くなっていたとしたら……

もしも、この痛みから一生逃れられなかったとしたら……

極論ですが、死ぬことさえも悪くないと考えます。それぐらいに、この痛みは辛いのです。

加茂先生との出逢いが私の生(せい)を救ったことは言うまでもありません。

旧い体質の医学界にありながら、長期に亘って独自の理念を貫き通し発信し続けていらっしゃる加茂先生のおかげで、私は筋痛症という病気を知り、そのメカニズムや治療法を知ることができました。

それだけでも、どれほどの希望を与えられたかしれません。本当に感謝しております。心よりありがとうございました。そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


これほどの情報化社会においてでさえ、筋痛症という病名が知られていないのは何故でしょうか。

しかも、世の中、私と同じ症状を患っている方で溢れかえっています。

私はインターネットのおかげで幸運にも筋痛症を知りましたが、痛みに苦しむ全ての人がそのような環境であるとは限りませんよね。

厚生労働省に手紙を書くべきでしょうか……



_______________
加茂先生

先日は筋痛症の治療を施して下さり大変ありがとうございました。

インターネットで加茂先生の見解に辿り着き、筋筋膜性疼痛症候群という病名があることを初めて知り、その極めて論理的なメカニズムに強く心を動かされ、痛みの原因はやはりヘルニアではない!問題は筋肉なのだ!と確信を得たときには私の苦しみも半減されたような気分でした。

加茂先生の長年に亘る研鑽と独自の揺るぎない真摯な姿勢を心から尊敬します。

今日は思いがけず病気のために伺うことになりました小松への一泊二日の治療の旅について、私の症状の変化とそれに伴った心の動きなども合わせてメールに書いて送りたいと思います。


10月28日(水)

加茂先生に病気の症状をメールで送り問診していただく。すぐに加茂先生から返信をいただく。

『100%筋筋膜性疼痛症候群です。ヘルニアが原因ではありません。筋痛として治療されたらいいと思います。』

ものすごく多忙なはずなのに、メールでの問診を受けて下さり筋痛症の治療を勧めて下さる。

だからといって、ご自身で開業していらっしゃる加茂整形外科医院に勧誘したり、ご自身のことをアピールしたりだとかは一切ない。でも、私の気持ちは既に固まっている。

小松へ行く!加茂先生に診てもらう!トリガーポイントブロック注射を試したい!

そして、この気持ちは加茂先生からの返信メールによって急速に現実味を帯びてくるのであった。

方向性が見えてきたせいか、この時点で早くも症状が緩和された気持ちさえしてくる

正当な治療を受けられることへの安堵と期待。やっと治療を始められる!

スタートラインに立たなければゴールも見えてこないのだから……

10月29日(木)

宿泊するためのホテルをインターネットで検索して予約する。

私の住む***から小松への乗り継ぎ時間をチェックして航空機のチケットも予約する。

筋痛症にとっての長時間のフライトは健康なときには考えもしなかったような不安を抱えてのおっかなびっくりの移動になる。

少しでも不安材料を排除すべく事前に自分の身体の不調を航空会社に伝えて協力を要請しておく。

10月30日(金)

5:00

目が覚める。小松行きで興奮しているのだろうか。まるで子どもが遠足に行く気分だ。

それにしても生まれて初めての北陸への旅なのに、観光ではなくて病気の治療が目的になるとは……こんな形で小松を訪れることになるとは……人生って面白い。

13:25

***空港出発

私の筋痛症は右の臀部から大腿の後ろ外側と膝関節の裏側とふくらはぎにかけて強く発生する。

いわゆる右下肢に引っぱられるような痛みが起こり次第に足が重くパンパンに張ってくるので、長い時間動き続けることができない。

立位は30分から40分、歩行は20分から30分、

座位は5分からせいぜい20分が限度である。

とにかく痛みが発生し我慢の限界に達するまでの時間を少しでも先に延ばさなければならないので機内には一番最後に入る。

3列並んで空いている席に替えてもらい、離着陸態勢時以外の上空では3席を使用して仰向けで寝て足を伸ばす。

14:15

羽田空港到着、第一関門突破!!係員に乗り継ぎを手伝ってもらい小松空港行きの搭乗口へ移動する。

15:30

羽田空港出発、3席並びの席に移ることができず横になれない。かなり辛い。筋肉が強張らないように何とか持ち堪えねばならない。

座席をリクライニングさせる。シートベルトをはずして浅めに腰掛け臀部を浮かして頭と肩と背中と腕で体重を支え重心を上体に傾けることによって足への負担を軽くする。

浅めに腰掛けて上体を前の座席に傾け臀部を浮かすようにして踵を上げる体勢も普通に座るよりは比較的ラクだ。

……ここでも疑問……

「ヘルニアが原因で痛む」というのならば、こんな風に体を動かすこと自体に無理があるのではないだろうか。

それにこの痛み方はどう考えても神経ではなくて、筋肉の引き攣りであり筋肉の突っ張りである。どうして一般的に整形外科医は痛みの種類や痛み方を全く聞こうともせずに、検査と手術の一点張りなのだろうか。

そもそも、神経が圧迫されると考えるのならば、「痛み」ではなくて「麻痺」が生じるというではないか。整形外科医への、ひいては、日本の医学界への不信感はますます募るばかりだ。

16:30

小松空港到着、何はともあれ第二関門突破!!目的地はすぐそこだ。

タクシーに乗車する前に筋肉の緊張をほぐしておきたいので、空港内の土産販売店内をぶらぶらとゆっくり見て歩く。リラックスしてきたので、タクシー乗り場へ向かい乗車する。

16:40

加茂整形外科医院に到着!!ここまで来られただけでも今回の目標が達成された充実感に満たされる。

受付を済ませロビー内に展示されている資料などを読みながら診察を待つ。

加茂先生のホームページ上でも事前に拝見した内容なのだが、とにかく確かな臨床に基づいた説得力のある見解にただただ感動を覚える。

名前を呼ばれていよいよ診察室へ。

大勢の患者の診察でお忙しいのにご丁寧に挨拶してくださり私の症状を再度聞いてくださる。

うつ伏せになり右側臀部からふくらはぎの後ろ側までの何ヵ所もある圧痛点にトリガーポイントブロック注射を打っていただく。

そして、私のどの部分の筋肉に問題があるのかを教えてくださり因果関係を立証してくださる。

骨と筋肉の関係を釘と輪ゴムで表現した説明は非常に分かりやすい。

そして一言。『ヘルニアは原因ではないんですよ。結果なんです。』なるほど!

18:00

会計を済ませ、受付の方が呼んでくださったタクシーに乗ってホテルへと向かう。

ホテルの近くにスーパーを見付ける。夜ご飯にお弁当でも買って帰ろう。さすがは石川県!普通のスーパーなのに鮮魚売り場が素晴らしい。

見知らぬ町の店内を歩きながら、いつの間にか身軽になっている自分に気が付く。足が軽い!心も軽い……

18:45

ホテルにチェックイン。
横になって休まないでもまだまだ歩けそうな気配なので、外に出て小松駅まで歩いてみる。
痛みも出ないで普通に歩けるので自信が湧き出てくる。
せっかく、***から石川県まで来たのだし、地元の美味しいものでも食べてみようかな。
加茂先生の治療の効果がそんな気持ちを引き起こす。
目に止まったお店に入りお刺身とお酒を注文。
一人静かに祝杯をあげる。
初めての小松治療旅行に乾杯!
小松と私を結びつけた筋痛症にも乾杯!
さあ、どれくらいの時間、椅子に座った姿勢を保てるのだろうか。
いくら治療を受けてきたばかりとはいえ、長時間腰掛けられる自信は毛頭ない。
軽く食べてさっさと帰るつもりだった。
それが、なんと2時間近くも椅子に座り続けることができるではないか。
それまでは椅子に5分すら座れない。
20分も座れたら大喜びの状態だったというのに。
驚異的記録更新だ。
加茂先生万歳!
トリガーポイント注射万歳!


10月31日(土)
8:30
ホテルをチェックアウト。

8:40
加茂整形外科医院に到着、受付。
ロビー内で加茂先生について掲載されている雑誌を読みながら待つ。
1時間近く椅子に座って待つが、足も痛くならない。良好だ。

9:40
診察室に呼ばれる。
今日も圧痛点にトリガーポイントブロック注射を打ってもらう。
横になって注射を打ってもらう間にも、加茂先生の持論を聞くことができた。
そして最後に加茂先生は
『遠いところをよくいらっしゃいましたね』
と挨拶してくださり別の診察室へと移っていかれた。
昨日と今日で合わせて二回の診療は大きな成果をもたらしたと確信する。
私にはこの科学的根拠のある加茂先生の治療法しか信じられるものが他になかったし、どうしても小松まで来なければ自分の気が済まなかったのである。
やはり自分自身が納得して受け入れることのできる相性の良い治療法を自らの判断でもって選択することが解決への近道だと思う。
気の進まない治療を選択することは精神的にもマイナスであるし、嫌だと思いながらすることには効果も上がらないだろう。

10:20
加茂整形外科医院を出てタクシーで小松空港へ向かう。
窓を通り過ぎていく風景。
今度は、ゆっくりと来てみたい……

10:30
空港に到着。
搭乗手続きを済ませてから出発時刻まで時間があるので土産販売店を見る。
当初はお土産を買って帰る体力も気力もなかったのだが、足の調子が良いせいか名産品に心がときめく。
先ずは海産物や和菓子などの嗜好品を買い込む。
それから工芸品のコーナーを見る。
今回の旅は病院と空港やホテルの往復だけで大好きな陶磁器を鑑賞するどころではない。
でも、せめて、何か思い出にと、九谷焼の器を手にした途端、なんだろう……
えもいわれぬ感情が沸き起こってきた。
『なんて美しいのだろう……』
目に涙が浮かんできた。
そういえば、こんな気持ち、最近忘れていた。
考えてみたら、この数ヶ月は常にどこかに痛みがあって、こんな風に心が感じる余裕などなかった。
痛みがあると体も心も全て痛みに占領されて、痛み以外のことには集中できなくなるのだ。
痛みによってがんじがらめにされた体は行動の自由だけでなく、通常の思考や感情までも奪われてしまう。
こうしていま改めて加賀の伝統に触れてその素晴らしさに再び心が動かされたことがこの上なく嬉しかった。
そして、痛みから解放されて普通に歩ける喜びを噛み締めていた。

11:30
小松空港出発
羽田に向かう復路、色々な想いが交差する。
今回の経験で痛みの恐怖がどれほど苦しいものかよく解った。
どうか、医師にはもっと患者の切実なる痛みの訴えに耳を傾けてほしい。
医師にはもっと情緒と想像力を駆使して医療に携わってほしいし、もっと物事を大局的に見られる確かな目を養ってほしい。
そうでなければ、医療技術の発達した現代医学は、かえって患者を窮地に陥れる危険性を大いに孕んでいると思う。
目に見えるものしか信用しないという医療は実にお粗末だ。
そしてまた患者も然り。
闇雲に医師や現代医学を100%信じることは危険である。
自分の病気について自ら勉強して判断し、そして、これだと思える納得できる治療法を自ら選択しなければならない。
自分で信頼できると思うことのできる医師以外に自分の体を任せるべきではない。

最後に、自分自身を振り返ってみて痛感することは、あまり頑張りすぎたり我慢しすぎたりしてはいけないということ。
自分の能力以上に無理して行動しすぎていた私をまるで戒めるかのように痛みは私の体を動けなくさせた。
今思えば、私の心の叫びに体の方が気付いてくれたのかもしれない。
精神力の強い私に警告を出すには体の痛みで知らせるしか方法がなかったのかもしれない。
つくづく肉体と精神は一つの体内で共存し相互に関連しながら旨い具合にバランスをとっているものだと感心する。

私はまだ薬も服用しているし完治したわけではないが、信頼できる医師と治療法にめぐり会えただけでも幸せだ。
あとは気長に治療を進めていくだけだ。

加茂先生との出逢いに心より感謝をこめて。

[PR]

by junk_2004jp | 2009-11-04 19:55 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(2)
Commented by 花木 at 2009-11-05 17:18 x
現在19才なのですが、昔ヘルニアと診断され5年間痛みと痺れに苦しみました。主治医の支持通りずっとコルセットをつけ通院し部活も退部しました。ある日「ヘルニアはなくなりましたね」と言われ驚愕しました。痛みは全くひいていませんでした。あるスポーツトレーナーの方にストレッチしたほうがいいといわれストレッチ指導を受け毎日風呂上がりにやっていたら3週間ほどで治りました。今までのはいったい…という感じでした。もうそれから医師が信じられなくなってしまってますね。
自分は近視なのですが近視は治らないと言われてますがレーシック等の手術以外で治るような医学がでてきてほしいと願ってます。
Commented by じゅん at 2009-11-05 20:26 x
構造的なもの(ヘルニアや歪み)部分が固まってしまう事があるのでしょうか。
腰痛の方は前傾姿勢が多いようですが、
背筋が伸びなくなることはあるのでしょうか?
その場合、周囲の筋肉を伸ばすことによって背筋が伸びるようになるのでしょうか?


<< はつらつ元気12月号      心霊手術が効くわけ >>