看護師の方からつぎのようなメールをいただきました。なおブログに公表する了解を得てあります。
痛みに関する「いわゆる整形外科的」な「構造診断」は無意味です。
医師はたいした根拠もなく先輩の診断のマネをすることが多いものです。
このような診断は無意味なばかりでなく、患者を不安におとしいれ治りにくくするものです(医原性)。また、必要のない検査を繰り返す可能性もあります。
構造によって痛みを説明することは不可能です。画像診断は、悪性腫瘍、感染症、骨折、リウマチ及びその周辺の炎症性疾患の除外の意味しかありません。
加茂先生こんにちは。初めてメールさせていただきます。
私は雑誌で先生の記事を読み、トリガーポイントブロックで頚椎症性神経根症の痛みから解放された女性です。
数ヶ月前より頚部の可動域が狭くなり、後屈時の鈍い痛みを感じていました。
特に日常生活に支障がないため放置していましたところ、10月10日起床時に電気をつけようとのけぞったとたん激痛が走りました。
痛みは左背部から左上肢(肩から肘)まで日増しに強くなりました。(痙攣するような激痛で陣痛のようにおそってきました)
整形外科では治らず困っていたところ、先生の記事を読み近くのペインクリニックを受診しました。
MRIの結果、変形性頚椎症(軽度)でした。
ペインクリニックの先生も神経根の圧迫はたいしたことはなくヘルニアもなく変形も心配するほどではないとのことでした。
星状神経節ブロックとトリガーポイントブロック3箇所を注射していただき現在坐薬も内服も不要となり、看護の仕事に復帰しております。(注射は5回しました)
先生のトリガーポイントブロックの記事によって**にいながら同じ治療を受けられ救われたことに本当に感謝しています。
先生の御著書は私の宝物です。
今後生活をしていく上でどのようなことに注意すればよいのでしょうか?
看護師という仕事をする以上人間を抱えることはさけられませんし、可能でしょうか?
神経根の圧迫では痛みを生じないのであれば頚部を動かすことに制限はないのでしょうか?
10月末に不意に頚部を後屈させてしまい、左上肢全体に痛みと電流が走りました。
その後は注意していますのでそのような症状はありませんが、動くこlとに恐怖心があります。
又、このような症状をおこさないためにできるリハビリ等があれば是非ご教授おねがいします。
現在のペインクリニックの先生は私の苦しみを受けとめてくださり信頼しております。今後も治療を続けていくつもりです。
加茂先生には直接お目にかかってこころお礼をお伝えすることはかないませが心より感謝しております。ありがとうございます。お忙しい中あつかましいお願いですがよろしくお願いします。
はじめまして。頚の痛みや上肢のしびれは頚などの筋肉の痙攣だと思います。
ストレスと関係があることがあります。
筋肉をよくほぐすことです。
加茂先生おはようございます。メールありがとうございました。
お忙しい診療のなかお返事を下さり心より感謝申し上げます。
痛みとしびれの原因が筋肉にあるのですね。
今後はストレッチやボールを使用した痛点ほぐしを取り入れていきます。
体を動かすことに恐怖心がありましたが、原因を知ればもう怖くなくなりました。毎日が変わりそうです。
この素晴らしい治療を、痛みで出口のない苦しみにいる方々に広く知られるよう、雑誌やインターネットでの発表を続けてくださいますようお願い申し上げます。
私も自分の体験を通じて痛みのある方に知らせていこうと考えています。
ありがとうございました。