心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ
2010年 01月 15日

不安は痛みを強くし安心は痛みを緩和します

b0052170_23232054.jpgAさん(女性)は昨年9月にヨガをしていて右臀部に痛みがでました。

近所の整形外科を受診してレントゲンを撮り「骨に異常はありません。筋肉痛ですよ。」ということで、運動を続けてもよいといわれました。

Aさんもこれは筋肉を傷めたのだろうと思っていましたが、痛みはなかなか改善せず、左足底、両下腿にしびれが出現しました。

都内の大学病院を受診してレントゲン、MRIを撮り、「腰椎すべり症」と診断されました。MRIでは神経がペシャンコになっているのが見えたとのことです。

「すべりは開業医で撮ったレントゲンよりも少し進んでいる」といわれました。

このころから、右の背部にも痛みが出現しました。

治療を受けましたが改善しませんでした。

のちに受診したカイロプラクターから、私の本を紹介されました。

私は次のことを専門医として保障しました。

「レントゲンは年齢相応で特に異常はない。わずかなすべりが見られるが、異常ではない、今の症状と何の関係もない、将来も何の心配もない。」

右の梨状筋、両側の腓腹筋などの筋筋膜性疼痛症候群です。

ヨガで梨状筋を傷めたのでしょう。

3日間、TPBをしました。

背部の痛み、両下腿のしびれ、臀部の痛みはほとんどなくなりました。

臀部のこわばりがまだ少し気になる程度になりました。

最初に診た開業医の診断は正しいのですが、「筋肉痛なら心配いらない」というのがいけないのだと思います。

このようなことが肩の周辺で起こったら「五十肩」といいますが、これも筋肉が原因なのですが、うまく治療しないと長期にわたって痛みが続きます。

筋肉痛だから早期に積極的に治療しないといけないのです。

もし私の所に最初に来院していたら、レントゲンも撮ることもなく1~数回のTPBで治癒したものと思います。

大学病院の医師はこの患者さんがその後どのような経過をたどったのか知ることもないでしょうから、いつまでたっても「へんな診断」を繰り返すのです。

このような症例は珍しくもなく毎日のように診ます。

医師は画像診断に走ります。

なぜ痛くなったのか考えません。

ヨガの動作で筋肉を傷めたのは容易に気づかないといけません。

AさんはMRIで神経がペシャンコになっているのを見せられて不安になっていました。

「では、すべり症で身体障害者になったということを聞いたことがありますか?私はこの仕事を30年以上やっていますが、まだ見たり聞いたりしたことがありません。」

「スポーツクラブなどの入会時にそのようなチェックを聞いたことがありますか?」

Aさんを診た後、雪の降るなか飛行機でBさんが来院されました。同じような症例です。後日報告します。

それにしても診断が稚拙すぎます。
[PR]

by junk_2004jp | 2010-01-15 00:19 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(4)
Commented by TK(タク) at 2010-01-15 21:20 x
一番目。「筋肉痛です」と言って運動しても大丈夫ですよと言うのが「?」骨が折れてないから大丈夫の意味? もしそうなら、骨屋。

二番目。「すべりは開業医で撮ったレントゲンよりも少し進んでいる」2枚、比較したんだ。9月と比較して、そー言う臨床所見って一般的なのでしょうか?まるで地すべりのような…。(すべりはXPで確認できるでしょ)

私は、同じXPを何度も借りて、色々な医師に読映してもらいましたがが、それぞれ所見が違う。手あかが付くくらい何度も借りた。

「CXとCXがほにゃららです。だから、あなたはXXXXでしょう。」
「前の医者は、XXXXって言わなかったの?だから最近の整形外科医はダメなんだ!!」
「これが、XXXX?こんなのXXXXなんかじゃないよ、」
「これ、XXXXなの?う~ん?」
「全然、普通だよ、こんなの(加茂先生)」

恐怖の筋肉痛(冬には合わないホラーネタですねw)
ttp://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_232.htm
Commented by junk_2004jp at 2010-01-15 21:29
レントゲンは影絵ですから、光源と体の位置関係で印象は違います。

たぶん、印象が違ったのでしょ。
Commented by TK(タク) at 2010-01-16 10:41 x
つまり、最初から、すべってた事になる。勿論、加茂先生が「たぶん」と言ってるのだから、想像の話です。

大学病院の医師は実際に、開業医のXPを(たぶん)読影してるので、「すべりは開業医で撮ったレントゲンよりも少し進んでいる」と比較できるわけです。

画像から候補として、①光源と体の位置関係で印象違いである。②すべりが進行した。③もしかしたら、他の要因。の中から②を選んだわけです。

私には判りかねますが、①も放射線医学の常識なら、
②を選んだのには、なんらかの理由があったのでしょう。その理由は何だか、わかりませんが。
Commented by TK(タク) at 2010-01-16 10:41 x
「すべりは開業医で撮ったレントゲンよりも少し進んでいる」と言ったのなら、開業医の写真は若干すべってたことになる。


つまり読影が違う。
開業医:骨に異常はない。
①所見はすべってない。or②所見はすべってるが、原因と関係ないので、異常無しとした診断した。

大学病院:
②最初からすべってた。若干。大学病院受診時は進行してた。位置関係で印象違いではない。

ヨガをしてて痛くなってんでしょw。
ヨガで、椎体がすべるの?何ニュートンの力が加わったのでしょう。ヨガで。
NHKの番組の「病の起源」他、椎間板にかかる力の調査は色々あるようですが。

この時期、受験生に不適切な言葉が連発ですね。>受験生と持つ親御様m(__)m


<< 根性痛のふしぎ(1)      希望は痛みを和らげ、絶望は痛み... >>