2010年 06月 03日
掲示板より 昨年の8月に、仕事中に、左足に激痛が走りました。 あまりのレベルの低さにあきれています。このブログに保存しておきます。 大学病院ですから、何人もの脊椎脊髄の指導医、専門医がいて、チーム医療をしているのでしょう。それでこのザマです。 >昨年の8月に、仕事中に、左足に激痛が走りました。 この時、想定する病態は第一に筋肉の強烈なスパズムです。これだけの情報ではどの筋肉かは分かりませんが、診察すればすぐに分かることです。 精神的に強い緊張状態にあったことが想像できます。 私ならすぐにその部位に局所麻酔をうって、一番楽な姿勢をとって休んでもらいます。ヘルニアなんて想定圏外です。神経を圧迫して痛みが出ることはありませんから。 セルシンのような抗不安薬を注射しても治まることもあります。 経験ある代替治療家でもいいと思います。 これが悲しい現実といってもいい。 痛みのメカニズムなんて知らない、ヘルニアがあればそれが原因、ヘルニアがなければ血腫、なにかで神経が圧迫を受けているから痛いと思いこんでいる。 なにもなければ、精神的問題。 血腫で麻痺が生じて裁判になったこともあります。血腫で生じるとすれば、痛みではなく麻痺ですよ。 つまり、なにも分からないのだけれども、行き当たりばったりでやっているのです。 ヘルニアや血腫を取り除いて一時的にでもよくなったのは、全身麻酔などの影響で筋のスパズムが解消したからなのでしょう。 しかし、筋肉が完全に弛緩したのではなく、いわゆるワケあり筋になって、いつまでも痛みが続いているのだろう。 このようにして慢性痛症ができあがっていきます。 皆さん、医師はもう一度、痛みについて勉強する必要があると思いませんか。 楽天ブックスの私の著書に関するレビュー 本当は多くの整形外科医も臨床の積み重ねで、この本の指摘事項はわかっているが今の医療制度・保険制度の中で出来きないジレンマに苦しんでいる。と整形外科にいる友人が言っていました。少子高齢化の中で日本の医療がどこまで手技療法と組めるかそろそろ真面目に考えていくべきだと思います。 現状では、患者さんも不幸ですが、医師もかわいそうな面もあります。なにしろ教育されていないのですから。
by junk_2004jp
| 2010-06-03 13:06
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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