2010年 06月 23日

ガイドライン

ガイドラインは、エビデンスの高い論文を集めて、推奨する標準的な治療指針を示したものである。

痛み治療に関するガイドラインは胡散臭い。

痛み難民の人はそれが分かることだろう。かかわっている人たちのことを知っているだろう。

まずはアメリカの急性腰痛のガイドライン(今はどうなっているかは知らないが)

お話にならない。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_328.htm

急性腰痛に関する米国医療政策研究局ガイドラインは、薬物療法、脊椎マニピュレーション(Manipulation)、運動療法を推奨する

ガイドラインでは、「神経根症状のない急性腰痛患者にとって、脊椎マニピュレーションが疼痛を効果的に底下させ、おそらく発症後1ヵ月以内での症状消失までの期間を短くすることが科学的に立証できた。」と述べているが、1ヵ月以上腰痛が持続している患者や神経根症患者につい
ては、まだ結論を出すだけの証拠を見つけていない。

腰椎変性すべり症による不安定性が悪化した場合には固定術を考慮してよいと示唆しているのである。



次に 

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_460.htm

日本の椎間板ヘルニアのガイドライン(今はどうなっているのかは知らない)

表1:腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン策定委員会提唱の診断基準

腰・下肢痛を有する(主に片側,ないしは片側優位)

安静時にも症状を有する

SLRテストは70°以下陽性(ただし高齢者では絶対条件ではない)

MRlなど画像所見で椎間板の突出がみられ,脊柱管狭窄所見を合併していない

症状と画像所見とが一致する


肝心なところを「症状」という言葉を使ってごまかしているように思う。症状が「麻痺」なのか「痛み・しびれ」なのかは分からない。それが書けないなにかがあるのだろう。


次にヨーロッパの非特異的急性腰痛のガイドライン

http://junk2004.exblog.jp/6482911/

これも全く使い物にならない。そもそも非特異的とはなんぞや。根性疼痛(nerve root pain)とはなんぞや。基本的な言葉の定義から疑問だらけ。


ブログの読者のみなさんは、一診療所の院長の私よりも、多くの学者が決めたガイドラインのほうが正しいと思うことだろう。それはしかたのないことだ。

b0052170_20144266.jpg


この新ガイドラインが何を指すのか知らないが、私が常々主張してきたことに近づいてきたのだ。あちらが私に近づいてきたのだ。

[PR]

by junk_2004jp | 2010-06-23 19:10 | 痛みの生理学 | Comments(0)


<< 「腰痛は終わる!」を読んで      その医療行為をなんと呼ぶのか >>