心療整形外科

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2010年 10月 06日

悩ましい慢性痛

慢性痛=central sensitization(中枢性感作)

痛みの情報が入力され続けると中枢(脳、脊髄)に可塑的変化が生じる。

NMDA受容体の活性化、NO産生、他のグルタミン酸受容体の活性化。

ニューロンの興奮性の増大

受容野の拡大

臨床的には圧痛の増強、損傷初期部位からの痛みのひろがり

患部の過剰な保護や皮膚温の変化

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痛みが持続して脳、脊髄(コンピュータ)に入力されると、脳、脊髄に異変が生じるということです。

例えて言えば、コンピュータ・ウィルスに汚染されるようなものでしょうか。

これを防ぐにはなるべく早く、痛みを遮断することなのです。

気のせいだとか心因性だとかいわれている痛みの本態は「中枢性感作」なのです。

中枢性感作が生じるといわゆる慢性的な痛みになるのです。

慢性痛を生じさせないように治療することが大切です。

慢性痛(症)になった患者さんに対しては保険で治療できるように薬やマッサージ、鍼などの研究をすべきです。

何度もMRIやCT,レントゲンを撮ってくだらない間違ったウンチク(ヘルニアや脊柱管狭窄症や軟骨障害)はもう飽き飽きです。

意味のない手術はやめるべきです。手術は慢性痛をなお複雑なものにすることもあります。

mchiroさんのブログにありましたね。番長さんのTBでしりました。

http://mchiro.exblog.jp/12025920/

b0052170_1213327.jpg


これは、末梢神経が脊髄後角に入るところ、ジャンクションです。

専門的な説明は難しいですが、痛みが続くと、ろくなことがないのです。

中枢性感作(圧痛の増強、痛みのひろがり、交感神経緊張症状)のトップクラスが線維筋痛症といわれています。


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by junk_2004jp | 2010-10-06 22:21 | 慢性痛 | Comments(1)
Commented by タク at 2010-10-06 23:00 x
今日もいつもTPBでお世話になってる整形の待合で、ぼーとしてら、ためしてガッテンがやってた。
(こんな時間まで、待合にいる私)

>さらにアメリカで発表された研究によると、脚がない人の中にも、
>脚の不快感で眠れなくなったケースがあったのです。
>
>一体、この脚の不快感の正体は何なのでしょうか

=中略=

>A11は、せき髄の興奮を抑える信号を出します。
>その結果、不必要な信号が脳に入らないようブロックしてくれるのです。
>では、どうして患者さんには脚の不快感が起きてしまうのでしょうか?
>仮説によると、何らかの理由で、A11の働きが弱まってしまった
>ため、ブロックしていた信号が脳へ入ってしまうと考えられています。
>すると、脳は過敏状態になってしまい、もともと大した刺激でなかった
>ものを、徐々に強い刺激と感じるようになってしまいます。
>これが「我慢しがたい不快感」の正体でした。

だそうです。

再放送、あるみたいですw。
http://cgi4.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20101006


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