2004年 12月 18日
「どうなっているんですか?」 これは、痛みについてしばしば診察室で聞かれることです。痛みは構造的なことが原因でないことが多いので、これに答えるのはかなり難しいことです。 「どうもなっていませんよ。」は正しいのですが・・・・マクロ的にはね。ミクロの世界、生理学的世界では変化が起きているのです。それを説明するのにはかなりの訓練がいります。図を使うと分かりやすいかもしれません。 しかし、短い時間でうまく伝えられるかどうかは疑問です。 「痛みの原因」も患者さんのなかには自説を貫くタイプのかたがいらっしゃいます。 「風邪をひいたせいだ。」 「寒かった(冷えた)せいだ。」 「姿勢が悪いせいだ。」 「老化のせいだ。」 「重い物を持ったから。」 原因というのも意味が微妙ですね。引き金になったことを原因というならば、それもそうなのですが・・・・。日常会話ならばそれでいいのでしょうが・・・・。 「科学的な説明に耐えうる原因」とでも申しましょうか、これを短時間で説明するのも難しいものです。 私は異端の医者ではありません^^。異端の医者はヘルニアを信じている方です。科学的説明に耐えられませんからね。 しかし、MRIは黄門様の御印籠みたいなもので、問答無用、「これが目に入らぬか!」、説明にも何もなっていないのですが・・・。インパクトが強すぎです。これをやってたんじゃ、医者もバカになりますわな。
by junk_2004jp
| 2004-12-18 02:10
| 慢性痛
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