心療整形外科

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2010年 12月 19日

MPSを知らない医師たちは・・・

筋骨格系の痛みやしびれ(ジンジンした異常知覚)の最も普遍的な病態はMPS(筋筋膜性疼痛症候群)です。

しかし、このことは医学教育からなぜかはずされています。

そのために、むだな検査、見当違いの説明が横行しているのが実情です。

毎日、「なにこれ珍診断」にお目にかかっています。

医師として、前医を批判したり、頭から否定することは紳士的でないのは承知しています。なにしろ、後から診る医師のほうが経過が分かっている分有利な立場に立てるわけですから・・・。

MPSの概念を普及することが急務だと思います。簡単な診断です。理論的にも整理されて説明が可能です。だれでも診断できるものです。

筋骨格系の痛みやしびれのほとんどはMPSです。

悪性腫瘍、感染症、リウマチ周辺の炎症性疾患、骨折など明らかな外傷を否定できればそれはMPSです。もっともこれらの疾患にMPSが合併していてることもあります。

頚部脊髄症は麻痺性疾患ですが、麻痺が軽度の場合はMPSが合併していることはよくあることです。しかし、脊髄症とMPSは別の病態です。

先日・・

Aさんは春ごろより、両足裏の親指の部分だけがしびれていました。

しばらくして、一方の方は改善しました。

病院を受診して、腰のレントゲン、MRIを撮り例のごとく「脊柱管狭窄症」のためと診断されました。一方の拇指裏だけがしびれているのですよ!腰も下肢も何ともありません。

プロスタグランジンの投与、理学療法で腰や下肢のマッサージを続けましたが、改善しませんでした。

すべり症、脊柱管狭窄症と診断され、当院で治療してよくなった方から紹介されていらっしゃいました。

Aさんは、扁平足で、まき爪があり、歩行が少々ヘンテコです。

足裏の筋肉のMPS以外に考えられません。足裏のコリだと思います。

TPBをしたら症状が改善しました。

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by junk_2004jp | 2010-12-19 11:31 | 痛みの生理学 | Comments(0)


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