心療整形外科

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2011年 03月 25日

頸椎疾患なのかMPSなのか?

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重い物を持ち上げる動作がきっかけで後頚部~上背部筋肉に凝りからくる痛みや重苦しさが2年5ヶ月も続いています。

従来から 頚椎疾患が検査により 確認されてはいますが、担当医師からは今の症状が表れる以前と比較して悪化してはいないと言われています。               

2年5ヶ月もの長期間、筋膜性疼痛症候群が持続する事はありますか?

特定の動作や 筋力トレーニング時に特別痛む事はありません。

頚椎疾患からの症状なのか? 筋膜の損傷なのか? 決定的違いを判別できる手段はあるのでしょうか?

C5、6間に 軽い 後従靭帯骨化症で 麻痺はありませんが脊髄に当たっております。

又、C3、4間は右側、C5、6は両側、C6、7間は左側の椎間孔がそれぞれ 骨棘や椎間板変性により狭くなっているとのことです。

手術は必要ない と 言われておりますが あまりに長期間に渡り 頚部~上背部の筋肉の凝りからの重苦しさで途方にくれております。


後縦靭帯骨化や椎間板変性、骨棘形成、椎間孔狭小・・・これらが痛みやしびれの原因になることはありません。

これらは慢性の筋痛(筋短縮)の結果なのかもしれませんが・・・。

この方は以前より、頚に慢性のMPSをもっていた・・・。

そこに、急激な力が加わりMPSが悪化した。それが2年以上続いているのです。

そもそも頸椎症による痛みということ自体がへんてこなことなのです。

保険診療で痛みを診る医師は、その病態を表す的確な病名(言葉)を持っていないのです。

このことは患者さんにとっても悲劇ですが、医師にとっても悲劇なのです。

あるヘルニア掲示板に「本当の病名と今後のことが知りたい」というスレッドが立ちました。

変形性頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症・・・3ヶ所の病院でそれぞれ違った診断が付けられたのです。

この方が私のところに来たならば「頚部の筋筋膜性疼痛症候群」という診断になります。

かわいそうに・・・。

つまり、変形性頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症・・これらが原因で痛みやしびれが起きないことを理解すべきです。

現代医学が間違ってしまったのです。

このことを理解しないかぎり、医療費は増えるし慢性痛の患者さんも増え続けます。

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by junk_2004jp | 2011-03-25 18:13 | 慢性痛 | Comments(6)
Commented at 2011-03-25 21:20 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by つくし at 2011-03-26 01:49 x
その掲示板に、

「長期間の圧迫により神経組織が変性した
これ以上進行すると全身麻痺の可能性もあり」

と画像付きで掲載していましたが、圧迫は放置しても傷つかないのですか?
Commented by junk_2004jp at 2011-03-26 07:16
脊髄の場合は進行することがあります。つまり脊髄麻痺(脊髄症)です。

末梢神経の場合、神経が絞扼(エントラップメント)されていると麻痺が進行します。

痛み・しびれではなく「麻痺」なのです。

患者さんは痛み・しびれを訴えているのです。

また、頚のヘルニアや頚の椎間孔の狭小によって末梢神経が麻痺を起すことはありません。そのような症例を見たり聞いたり読んだりしたことがありません。
Commented by つくし at 2011-03-26 11:44 x
すいません。麻痺というのは、硬膜外ブロックを受けた時に感じる、感覚が無い状態の事を言うのでしょうか?
Commented by タク at 2011-03-26 12:34 x
「これ以上進行すると全身麻痺の可能性もあり」
で検索してみました。

2011/03/10(Thu) 17:43 No.2888
http://www.fancy-popo.com/communicate/RaRa_hmnb/read.cgi?mode=all&list=topic&no=2883

写真
http://www.fancy-popo.com/raku2/comm/minful/img/2768.jpg
Commented by junk_2004jp at 2011-03-26 17:10
>麻痺というのは、硬膜外ブロックを受けた時に感じる、感覚が無い状態の事を言うのでしょうか?

そうです。「知覚鈍麻」、高度なものは「知覚脱失」といいます。痛み・しびれではありません。

脊髄麻痺は手指の巧緻運動障害や痙性歩行など運動障害で受診されます。

病的反射がでますからすぐに分かります。

稀です。


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