心療整形外科

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2004年 12月 27日

人体の不思議

人体のメカニズムは不思議ですよ!
ヘルニアと痛みの関係もいったいどうなっているのか、合理的に説明できないことばかりです。

「ヘルニアのせいといわれているいわゆる坐骨神経痛」は安静にしているよりも活動的にしているほうがよいといわれています。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_82.htm
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_30.htm
従来の常識は通じなくなってきているのです。安心と活動的を指示することによって簡単によくなってしまうこともあるのです。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_346.htm

ヘルニアがあっても無症状の人はたくさんいますし、このように簡単に治ってしまうこともしばしばありますから、ヘルニアと痛みの間には直接的な関係はないことは明らかです。生理学でも神経を圧迫しても痛みは起きないとされています。

一方、ヘルニアの高位と痛みの部位のデルマトームはかなりの確率で一致するので何らかの関係があるのではないかという根強い考え方があります。しかしどのような因果関係があるのか明確な回答はないようです。

医学は複雑系です。中でも痛みはとても複雑系です。他の医師がすべてを明らかに答えられないのと同様、私もすべてを明らかにできるはずがありません。

理論的なことは、医学者に期待しなければなりませんが、臨床医としての経験からどう考えて治療したら早く治るかは見えてくるものがあります。
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by junk_2004jp | 2004-12-27 15:24 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(2)
Commented by sansetu at 2004-12-28 14:07
>「説明不足で患者の自己決定権侵害」という判例

以前、私のブログでもこのことを書きましたが、現在の臨床的状況をよく調査研究もしないで、ヘルニア=手術、と即断する整形外科医が少なくない現状です。つい最近来た当院の患者さんも頚椎ヘルニアと診断され、担当医から「手術しないと治りません」と2度も断言されたそうです。
ところが同じ病院内に「保存療法で様子を見ましょう」と言う医師がいて、今はその先生についているそうです。
ヘルニア=即断手術。近い将来このような医師は、充分控訴の対象になるのではないかと考えられます。
Commented by junk_2004jp at 2004-12-29 00:38
今回の例は、公立病院(県外)に検査入院をした上のことですから、複数の医師が、いろいろと検討した結果でしょう。痛みと神経症状(神経脱落症状)となぜか混同しているのです。教育に問題ありですね。

痛みは神経脱落症状ではないのです。


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