心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ
2011年 05月 17日

手術しなくてもいいです

b0052170_22244951.jpgAさん(70歳代、男性)は2月に石油カンを持ち上げたとき、左のお尻にいやな痛みを感じました。次の日より、痛みが強くなり、下肢までいたくなりました。

歩行困難になり、病院を受診。

脊柱管狭窄症と診断。硬膜外ブロックを5回受けましたが、改善しませんでした。そこで手術を勧められました。

雑誌「わかさ」をみて当院受診。

小臀筋やヒラメ筋に強い圧痛がありましたので、その圧痛点に局所麻酔を注射しました。

Aさんの痛みはすぐに楽になりました。

典型的なMPSです。

___________________________________

b0052170_22322287.jpgBさん(50歳代、男性)は1年前より、朝方、しばらくの間、両手の指が強ばって伸びません。しばらくすると伸びるようになるのですが。

また、両足底も砂地を踏んでいるようないやな感じがあります。

病院で膠原病などいろいろ検査しましたが診断がつきませんでした。

ある病院では頚からきているとのことで手術を勧められました。

行きつけのカイロの先生から「それはないでしょ」とのことで当院を紹介されました。

朝方、こわばって痛くて、しばらくたつと治るのですから、筋肉性のものということに気がつかなくてはいけません。

睡眠障害もあるということですから、ストレスが関係あるのでしょう。

手指を握り締めて寝ているのかもしれません。

前腕にあった圧痛点と足底の圧痛点に局所麻酔を注射しました。

数時間後に再診したところ、症状は改善していました。

この症例はストレスが大いに関係したMPS(筋筋膜性疼痛症候群)だと思います。

MPSの概念を知らないので検査をどれだけしてもだめなのです。

ほとんどの医師はMPSの存在をしりません。もっとも普通の痛みの原因であるにも関わらずです。

そのために誤診をしてしまうのです。

MPSの概念を普及することが急務です。

[PR]

by junk_2004jp | 2011-05-17 22:44 | MPS | Comments(0)


<< ilihpli 03 「頭痛と...      急性痛と慢性痛 >>