心療整形外科

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2011年 06月 09日

メールでのお問い合わせ

なるべく返事を書くことにしていますが、匿名は気になるところです。どうか、名前は書くようにしてください。

ある匿名の方のご質問を書きます。

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恐れ入ります。

重い物を持ち上げる動作がきっかけで後頚部~上背部筋肉に凝りからくる 痛みや重苦しさが2年5ヶ月も続いています。

従来から 頚椎疾患が検査により 確認されてはいますが、担当医師からは、今の症状が表れる以前と比較して悪化してはいないと言われています。               

2年5ヶ月もの長期間、筋膜性疼痛症候群が持続する事はありますか?

特定の動作や 筋力トレーニング時に特別痛む事はありません。

頚椎疾患からの症状なのか? 筋膜の損傷なのか? 決定的違いを判別できる手段はあるのでしょうか?

入浴後には、背中に電気が走る様な、焼ける様な症状があります。アドバイスを頂けたら幸いです。


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ご多忙中にも 関わらず ご返信 有り難うございます。度々、すみません、私事ですが C5、6間に 軽い 後従靭帯骨化症で 麻痺はありませんが脊髄に当たっております。

又、C3、4間は右側、C5、6は両側、C6、7間は左側の椎間孔がそれぞれ 骨棘や椎間板変性により狭くなっている との担当医師の判断です。

手術は必要ないと言われておりますが あまりに長期間に渡り頚部~上背部の筋肉の凝りからの重苦しさで途方にくれております。

先生のご指摘の疾患であった場合、筋弛緩薬や鎮痛剤の服薬では改善が見込めない? との事になるのでしょうか?具体的にどの様な治療が受けられるのでしょうか?

因みに筋力トレーニングをすると 暫く楽になる傾向はありますが?良くないのか? 続けて良いのかも? わかりません。


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度々 お忙しい所、恐縮です。

素人ながらの質問で再度、御容赦下さい。

一般人の多く、又、脊椎、脊髄の医療関係の先生方の間でも 骨や椎間板の変形により、脊髄や神経根が圧迫を受け、痛み、痺れ、麻痺が出ると解釈している実情がありますが、骨の変形、椎間板変性、靭帯骨化が筋筋膜性疼痛症候群の原因になる事はないのでしょうか?

実際に脊椎手術により、骨の圧迫から解放される事で症状が改善される例もある様に思いますが…


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再度、不躾な質問で恐れ入ります。

痛みは神経の圧迫症状ではない との御見解ですが、筋肉の圧迫を受けると神経は傷つき、炎症を起こすのではないのでしょうか?     

傷ついた神経は炎症物質を血管に放出する等、により 周囲の組織(筋肉も含め)は傷ついた神経を保護しょう との生理的な働きから筋肉のこわばりによる痛みを発する と理解しておりますが…

脊椎の変形 等が神経に干渉すれば 硬いものから刺激を受ける事になり 炎症を起こす事にはならないのでしょうか?

整形外科 で扱う疾患のほとんどが 筋肉 由来の障害ならば 一定期間のトリガーポイント注射により、治癒しなければならないはずですが 現実は高齢者をはじめ 多くの患者は長期間の闘病通院をしている実態があります。どの様にお考えでしょうか?


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先程の御返信に対してなのですが では何故、これだけ多くの筋筋膜性疼痛症候群の患者さんがいらっしゃっるのでしょうか?

何故、しかるべき治療を受けながらもこの病気が完治しないのでしょうか?

少々、疑問に思う所 なのですが…


よくある脊椎外科医の診断です。

痛みやしびれと麻痺との区別が分かっていません。

痛みやしびれのメカニズムが分かっていません。

痛みやしびれがなぜ慢性化するのかも分かっていません。

患者に無用の心配を与えるだけの診察になっています。

この方、MPSです。2年半前に重いものを持ち上げた動作がきっかけに発症したのです。その時に私のところにくれば、数千円で治ったことと思います。

今でも簡単に治るかもしれませんが、中枢性感作、末梢性感作、硬くて強ばった筋肉になっていれば相当日数かかるでしょう。

なによりも、医師によって無用の不安を植え付けられているのが治りにくくしている可能性があります。

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by junk_2004jp | 2011-06-09 18:58 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(2)
Commented by タク at 2011-06-09 23:39 x
スクロールしながら、読んでたら文字が急に大きくなって、ぶっ飛びました。(^^;

ご高齢の方にも読みやすいように、もともとフォントを大きくされたのでしょうが。

ブラウザーの表示文字の拡大縮小は、見てる人もできます。
[CTRL]キーを押しながらマウスのホイールを「ぐりぐり」すると、ほら、表示がリアルタイムに大きくなったり、小さくなったり。d(^-^)ネ!

先生、メールも大変ですね。できるだけ問題の無い内容は、掲示板に誘導された方が…。
1.情報、知識の共有になる。
2.ハンドルネームで会話でき、ある程度の匿名性が保たれる。
3.先生以外の人が回答できるかも。例えば、先生の師範代とかがいて (^^;  (^^;  (^^;
4.加茂先生が楽になるかもしれない。
(掲示板誘導用案内テンプレ文を作っておいて、コピペするだけ d(^-^)ネ!)
Commented by タク at 2011-06-09 23:40 x
それにしても、何だろうーなーと言う内容って感想です。
それぞれ患者さんの書いた、つまり素人さんの文章ですけど、その元となるのは医師の説明ですね。みんな、医師の説明を理解(言ってる事を間違えないで把握できる咀嚼力)できる分別のある方々でしょう。メールされてる内容は忠実&切実な説明でしょう。

古典‐現代整形外科学を熟知してる整形外科の先生。
整形外科のテストでは高得点をマークできるでしょう。

では、痛み学テストをしたら…。どのくらいのスコアでしょうかね。大体、医学部で教そわってない。このブログで度々、その道の権威の先生が教育の問題を指摘された文の引用が有りますから。事実。

そんな、実態を普通の患者さんは知るはずも無く…。
これからはポスト整形外科学では? 名前が良くないかも、運動器科学でしょうか。
これは、痛みを扱うのもそうですが、動かせない、曲げられないなどの機能障害も扱うような。
痛み学を筆頭に、骨、神経、筋肉(腱、靭帯)、血管(例えばASO→PADもあるから)、精神医学、運動生理学、バイオメカニクスなどなど。


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