2011年 07月 24日

このような言葉で慢性痛がつくられていきます

Aさんはたぶんスキーが原因ではないかと思っているのですが、腰痛、下肢痛になりました。

某病院を受診、例によって、レントゲン、MRIを撮り

「ヘルニアとすべり症があるが、手術をするほどではありません。」

といわれ、特に痛みに対して治療してもらえませんでした。

それでAさんはしかたなくカイロプラクティックを受診しましたが改善しませんでした。

もう一度、病院を受診し、改善しないことを告げると、

「完全に治そうと思うのなら手術しかない。」「手術をするかしないか貴方が決めてください。」

といわれました。つまり手術以外はすべてその場しのぎだといっているのです。

Aさんは不安になりインターネットで調べて当院を受診しました。

当然MPSでした。TPBをしたらその場で痛みの改善がみられました。

先日、

「猫に小判、ヤブにMRI」といいましたが、猫に小判をやっても実害はありませんが、ヤブにMRIは実害があります。

患者に不必要な不安を与え、治るものも治らなくしてしまいます。

「手術するほどではない。」

痛みの診断ができない、責任のがれのいやな言葉です。

ヘルニアやすべり症が原因で痛みが生じることはありません。

画像診断の意味は痛みの積極的な診断ではなくて、特異的な病理所見(悪性腫瘍、感染症、リウマチ、骨折)を示す疾患を除外するためのものです。(痛みの除外診断)

医師にも知らないことがたくさんあります。それは当然のことで何も問題ではありません。

知っていると思っていることが間違っていることが問題なのです。

医学生の教育にたずさわっているときはさらに問題です。

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by junk_2004jp | 2011-07-24 02:15 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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