心療整形外科

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2011年 07月 27日

腰椎椎間板ヘルニアの手術はプラセボ合戦

私は5月中頃から左背中がいたくなり、間もなく左足の痺れと麻痺が出てきました。ヘルニアと診断されました。神経ブロックと針でしのいでいましたが、7月X日の朝、お尻から左足外側、ふくろはぎ、足首までの激し痛みで歩けなくなりました。

Y日MRIを大きい病院でとり、ヘルニアが外にでて垂れている脱出ヘルニアと診断され、手術件数の多い個人病院でZ日に手術しました。ラブ法だと思います。

手術後2週間、5分は歩けようになりましたが、5分と座る事は出来ません。

昨日、食事で座わった時、また左足のふくろはぎが動かなくなり、痺れと麻痺が始まりました。5月の時と同じ感覚です。

安静にしていますが、手術までして何で麻痺と痺れが戻ってくるのか、涙が出てきます。子供とはもうずっと会えない辛さもあり…もう足なんていらないと考えてしまう毎日です。

同じ病院の人達は、皆すぐに座れていました。私は、ずっと座る時が痛くてたまりませんでした。ずっと違和感を感じていました。

ふくろはぎの痺れや麻痺はヘルニアじゃない。背中、お尻や太ももの裏の痛い所を押とふくろはぎの痛みが変わります。

その時、先生の事を知りました。筋肉の凝り!まさにそれと感じました。

すぐにでも先生に注射をしてもらいたい!まだ術後2週間動けません。何で手術したんだろう。後悔ばかりです。

大変恐縮ではありますが、先生の治療法で、@県でトリガーブロックポイントをしていただける医院を教えて頂ければ、幸いです。よろしくお願い致します。



手術は最もプラセボ効果が強いといわれています。

手術をしたときは一時的によいがまた痛みがでる人はとても多い。

痛みは脳の認知と反応だから、プラセボがとてもでやすい。手術は70%ぐらいの確率でプラセボ効果あでるといわれている。

痛みの治療でプラセボを除こうとすれば、痛みの電気回路に影響を及ぼす薬剤しかない。

局所麻酔、消炎鎮痛剤、抗うつ薬、抗てんかん薬など。

しかし、それを投与するという行為はプラセボが含まれる。

プラセボを排除しようとするなら、痛みの病態を説明しない。

治療の意味を説明しない。

ロボットに投与してもらう。

こういうことは現実的に不可能だ。

究極の治療といえば、夏樹静子さんのやった治療、情報を遮断して絶食療法。

オウム真理教に入信して洗脳を受けた青山弁護士。この話は有名だ。

脳の認知と反応を変えるのだが、カルトの洗脳は全くいただけない。脳を根こそぎかえてしまう。

痛みの治療はプラセボが重要なのだ。

プラセボが効かなくても影響の少ない治療法を選択することだ。

また痛みのメカニズムを十分に説明することはとても重要だ。

ボリボリ先生がツイッターでフォローしてくださいました。

ヘルニアの手術をするとプラセボ効果で劇的に良くなる患者さんがいるのも事実です。すごく良くなった患者さんに感謝されると、それが快感になり、また手術をしたくなっちゃうのかもしれません。


そうなんですよね!カラッとよくなるんです。それがプラセボの特徴です。心霊治療でもみたことがあるでしょ。

痛みの治療にはプラセボがつきものです。痛みとは脳の認知と反応なのですから。

プラセボを上手に使うには・・・・

患者さんを信じ込ませる。

権威づけ(医師、医学博士、専門医、指導医、DCなどの称号)

建物や検査機器

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過去の実績


もちろん私のしている治療も「局麻の薬理作用+プラセボ」

鍼は「軸索反射+プラセボ」

名医とは技術の問題ではなくて、プラセボ効果を十分に発揮する医師のことではないでしょうか。つまり、いい意味で役者。

恩師、山田先生のドクターズルール10より

態度、言葉は医師の有する最も重要な手段である。その重要性を認識して賢明な使い方が出来るようになりなさい。医師は役者でなければならない。相手、場合によって態度、言葉を変更する必要がある。


プラセボがなくてはならないものならば、安全であること、もしプラセボが効かなくてもダメージを与えないこと、金銭面で負担をかけないこと。

まずなによりも、痛みの生理学を教えることが大切。

ヘルニアの手術はプラセボなんだけど、小さな穴をあけて取るのならプラセボがはずれてもそれほどの身体的影響はないが、大きく切って、固定をすれば、外傷後のCRPSとなるケースをしばしばみる。


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by junk_2004jp | 2011-07-27 20:24 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(5)
Commented by bancyou1965 at 2011-07-28 11:52
加茂先生、こんにちは。
ブログの写真お借りします。
Commented by junk_2004jp at 2011-07-28 13:26
どうぞ
Commented by バック at 2011-08-08 07:25 x
加茂先生ご質問があります。
最近、固定でも傷が少ないME-PLIF/TLIFがありますが、
これもそれほどの身体的影響はない程度の外傷でしょうか?
http://www.iwai.com/ope/me_plif_tlif.html
Commented by junk_2004jp at 2011-08-08 19:21
判断しようがありません。
Commented by KY at 2011-08-24 20:26 x
確かに椎間板ヘルニアの手術、膝半月板の手術などほとんどがプラセボ効果でしかない、と特にこの十年くらい言われてますが、私はそれと共に(強制的な)術後の休養、リハビリが実は効果をもたらしているのでは?と推測してます。(術後、症状が良くなった場合)


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