心療整形外科

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2011年 08月 02日

MPS(筋筋膜性疼痛)の概念さえあれば

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Aさんは2月に旅行をしてからか、両側の下腿の外側が痛くなりました。

脊椎で有名な大学教授や脊椎病院の先生に診てもらいました。

レントゲンやMRI、造影までしました。

ある先生は椎間板ヘルニア、ある先生は脊柱管狭窄症・・・

例によって、プロレナール、メチコバール、セレコックスなどを飲んでいますが、症状は改善しませんでした。

私の著書や雑誌わかさの記事を読んでテニスボールでマッサージをしたところ症状は改善してきました。

そういうことで診せにいらっしゃいました。

足指の伸筋群のMPSでした。寒冷地の旅行がきっかけとなったのでしょう。

伸筋がMPSになると屈筋群もなってくることはよくあることです。

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Bさんは3カ月前より右肩にズキンとする痛みを感じ、腕を完全に挙げることが困難となりました。

@大学病院でレントゲン、MRIを撮り、特に異常なし。

*市民病院でも検査をうけ異常なし。

接骨院で治療していますが、症状の改善がみられません。

接骨院の先生が当院を紹介されました。

電車を乗り継いで数時間かけて診せにいらっしゃいました。

棘下筋、肩甲下筋のMPSでした。

TPBですぐに改善しました。

接骨院の先生のほうがネットなんかで勉強していらっしゃるのですね。

それに引き換え、整形の医師は・・・・

こんな症状は検査しなくても五十肩だとわかりますね。

五十肩ってなになのか知らないのです。

1例目のAさんもいわゆる「足三里」のツボが痛いのです。

病歴を聞いて、触診をしたら分かりませんか?

下肢が痛いとなると腰からの神経が圧迫されているためという妄想が生じるのです。

このぶんでは痛みに関してはいずれ整形外科や脊椎外科は患者から見放されるでしょう。

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by junk_2004jp | 2011-08-02 02:33 | MPS | Comments(5)
Commented by boribori at 2011-08-03 08:00 x
(一部、入力漏れがあったので送りなおします)
先日、当院を受診した患者さんは、右肩から上腕にかけて痛みがあり、某大学病院を受診して、頚椎椎間板ヘルニアと診断されていました。診察した結果は三角筋のMPSでした。肩から上肢の痛みやしびれは全部頚椎由来、腰から下肢にかけての痛みやしびれは腰椎由来と診断する整形外科医があまりに多くて驚きます。
Commented by junk_2004jp at 2011-08-03 08:17
はっきり申し上げて、「誤診」なんですね。しかし、画像を見せられると、誤診だとは思えない。

大学とか中核病院でそう言われる。まことに馬鹿げた話ですね。

それがテニスボールのマッサージでよくなるのだから皮肉な話です。

結局、有名ドクター、教授は間違った医学で有名になったのだから、今さら主張の変更は無理でしょう。

その人に教えられる若い医師はまた、それを受け継ぐわけですので、なかなか変わらないかもしれない。
Commented by boribori at 2011-08-03 15:37 x
先生もご存知のように私は超有名教授の弟子です。でも、MPSにたどり着きました。損傷モデルに疑問を感じている若い整形外科医はきっとたくさんいるはずです。すぐには変わらなくても徐々に変わっていくと信じます。
Commented by ひつまぶし at 2011-08-03 21:02 x
あのぉ・・・・ その、五十肩のことですけど・・・
診察した先生は、いわゆる五十肩という病名・顕著な特徴を知らなかったのですか?(まさか・・・)
それとも、五十肩だと診断はついたけど、対処法がシップ程度だった・・・ということですか?(それなら、よくある話)

五十肩の痛みは強烈です。そして、TP注射は実に効果的でした。
痛いから腕が上がらないのであって、痛みが無ければ動かせるのです。
痛くて動かせないのは辛いし、何をするのも億劫になるし、夜中に痛みで目覚めてしまいます。生活のハリ・自信を失い、消極的な暮らしになってしまいます。
徒に長引かせることなく、さっさと注射を打って痛みをとり、日常生活を復活させるのが賢明だと思います。
それなのに、MRI撮ったり、、、手続きがめんどくさいのねえ、大きい病院は。
Commented by junk_2004jp at 2011-08-03 21:15
たぶん、腱板損傷でもみつかれば、出番ありということなんでしょう。

半月板損傷、腱板損傷、椎間板損傷(ヘルニア)は痛みの原因ではなくて、外力によって生じた結果。

痛みの治療と構造の治療は別ものですね。


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