2011年 09月 22日

医師がMPSを知っていれば簡単に診断治療できるのですが

症例1

b0052170_22423093.jpgAさん(30歳代)は1年前より両方のアキレス腱が痛くなりました。いくつかの整形外科を受診しましたが、はっきりとした診断をえられませんでした。

ある医師は筋肉がよわっているからだということで筋力をつけるようにとのことでした。

痛みは続いていましたが、最近はふくらはぎまで痛むようになりました。

大学病院を受診し、腰のMRIを撮りましたが、とくに異常なしとのことで診断がつきませんでした。

鍼灸師に相談したところ、当院を紹介されました。

Aさんは仕事でしゃがむことが多いそうです。

ヒラメ筋や腓腹筋に強い圧痛がありました。

圧痛点に局所麻酔を注射したらその場で症状は改善しました。

筋肉を鍛えるのではないのです。疲れきって攣っている筋肉を休めてやってほぐすことです。

マッサージは大事な医療行為です。



症例2

b0052170_23121121.jpgBさん(60歳代)は3カ月前、特に誘因と思われることがなく急に腰が痛くなりました。

右下肢にも痛みがでてきました。

病院を受診し、MRIを撮って「脊柱管狭窄症」と診断されました。

「老化が原因、今までの生活習慣のつけ」

痛み止の薬をもらいましたが改善しませんでした。

そこでもっと強い痛み止をもらいましたが、胃が悪くなり薬を飲めなくなりました。

手術をしてもよくなるとは限らないといわれショックを受けたそうです。

知人に話したところ当院を紹介されました。

図のような圧痛点がありましたので局所麻酔を注射したところ、その場で痛みがとれました。

脊柱管狭窄で痛みが出るはずがない

「中高年の多くに脊柱管狭窄の画像所見がみられるがとくに病的な意味はない」

以上のことを説明しました。

脊柱管狭窄では痛みの悪循環や急性痛、慢性痛を説明できませんね。このまちがった概念を止めることです。

「脊柱管狭窄症診断サポートツール」の内容は全くいただけません。

タクちゃんがコメント欄にはってくれたビデオを紹介しておきます。私と全く考え方が違います。

内容は疑問だらけです。

私はなぜ多くの医師がこの内容に対して疑問の声をあげないのかの方が不思議です。

そもそも神経性間欠跛行なんてあるのでしょうか?

筋性間欠跛行ではないでしょうか。

http://ds-pharma.jp/medical/ebiz/prorenal/seminar002/Seminer_1.html

どのように考えた方がより矛盾なく説明できて合理的ですっきりしているか。

なによりも今回のような症例がたくさんある事実。





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by junk_2004jp | 2011-09-22 22:51 | MPS | Comments(2)
Commented by タク at 2011-09-22 23:21 x
「腰部脊柱管狭窄に対する診療のコツ」 2.診断サポートツールの意義
http://ds-pharma.jp/medical/ebiz/prorenal/seminar002/Seminer_1.html
Commented by タク at 2011-09-25 00:21 x
「4.リマプロストの血流改善作用」で血流が改善されるようですが。

血流が改善する際、こういう現象がおこると思いますが。
http://eba2005.exblog.jp/16558446/

血流が改善する前は感覚が消失する。
血流が改善する時、異常興奮を起こす。

正座の痛みについて、NHKの番組で以下のように説明されてます。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20081119.html

正座と一緒にしちゃいけないのでしょうか?
LSSの血流障害は、馬尾の血流障害。症状は下肢痛
正座のモデルに近いのは血流障害はPAD。大腿の血管。症状、これも下肢痛。

同じ神経なのですが。ややっこしい。


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