心療整形外科

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2011年 10月 09日

脊柱管狭窄による病態説明はまちがっている

脊柱管狭窄症に関してアドバイスをもらえませんか。

・10年以上前から長い坂や階段の上り下りがしづらくなった。

・6年前A病院整形外科でレントゲンを撮り、脊柱管狭窄症といわれた。
 
・昨年の秋に右腿に肉離れのような痛みを感じた(特に右足を踏ん張るとき)

・4月末に寝ているときに痛みが有るようになった(寝返りを打つときに特に)

現在は日常生活にはほとんど支障が無いが、就寝時と起床時、踏ん張るときなどに痛みが腰から膝にかけて感じることがある。メチコバールを飲んでいる。


数か月前に高校時代、野球部の同級生だったY君からこのようなメールをもらった。

もちろんMPS(筋筋膜性疼痛症候群)だった。

2回通院してもらってずいぶんとらくになった。

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Kさん(私と同年代)は3W前より、特に誘因なく右臀部~下肢に痛みが出現。

A病院整形外科を受診し、脊柱管狭窄症の疑いを言われた。MRIの予約をする。

ネットで私のHPをみつける。そういえば、以前にゴルフで筋肉を傷めたときの痛みと同じことに気づく。

当院を受診する。小殿筋のMPSだった。

次の日、予約していたMRIを撮り、脊柱管が狭窄している事実を指摘される。硬膜外ステロイド注を受けた。

医師によってこのように診断が違う。

どちらを信じて治療するも患者さんの判断に任せる以外にないのだが・・・。

どちらかが正しいことをいっていて、どちらかが間違っているということなのです。

この診断の違いはとても重要なポイントです。

痛みが生じている原因がなになのかで治療が大きく変わってくるからです。

早く正しい治療をすることによって慢性化を防ぐことができるのです。

もちろん私が正しい。

脊柱管が狭窄しているとどうして痛みがでるのか生理学的な説明がされていません。


神経根に原因があるはずだという思いこみ。

圧迫だけでは症状が出ないと分かると、髄核に接することによる炎症だという。脊柱管狭窄の場合は髄核は関係ないので圧迫による神経の栄養血管の血流障害だという。

脊柱管狭窄があっても症状のないものが多いと分かると、急になったのか徐々になったのかによって、徐々になったものは血流が回復しているという。

何としても神経根が痛みが生じている現場だと思い込んでいるので、説明がいかにも苦しい。

ステロイドは血管を収縮させるので、硬膜外に注入するということは、そもそも脊柱管狭窄症の病因論に沿っていない。いったいなにがおきているというのだ。

どちらにしても、神経根に原因があるのなら、痛みの悪循環の説明はできない。生物・心理・社会的疼痛症候群の説明もできない。

急性痛、慢性痛の説明もできない。

神経根に原因があるのなら、どうであれ、「異所性発火」になる。

異所性発火はきわめて稀な現象で、正常な神経では起こらない。圧痛点は説明できない。

異所性発火が消炎鎮痛剤で収まることはない。

異所性発火がマッサージや電気治療、湿布で改善することはない。

異所性発火が手術で改善することはない。

この問題はとても重要なのに、熱い論争が行われないのはなぜなんだろうか?


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by junk_2004jp | 2011-10-09 00:22 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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