心療整形外科

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2011年 11月 09日

ヤフー知恵袋

カノンさんに投票をお願いします。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1074518105

60歳代のペインクリニック医

腰椎椎間板ヘルニアで座骨神経痛の患者さんの神経を,内視鏡で観察します。

するとヘルニアに一致した部分の神経が,赤く炎症を起したり,硬膜が癒着して神経に張り付いているいるのが必ず観察されます。

その結果が痛みであり痺れです。これを座骨神経痛と呼んでいます。

だから直接神経に注射する神経根ブロックや,神経の周りに注射する硬膜外ブロックが効果があるのです。


神経根が圧迫をうけて炎症や癒着がおきそのために痛みやしびれが生じるというような生理学は存在しません。

先日、硬膜外にステロイドは効果がないという論文がありましたね。神経根の炎症が原因ならステロイドが有効となってもいい。

http://eba2005.exblog.jp/16934425

この炎症説は私も昔は信じていて、ステロイドの硬膜外はよくやっていました。

これでは圧痛点を証明できないんです。臨床経過からもとても疑問に思ってこの考え方に反対するようになりました。

腰痛に対する治療では,腰椎椎間関節ブロックという治療法が,実によく効きます。腰痛をもつ患者さんの約7割が,1回のこの治療法で改善します。

治療場所は腰椎と腰椎の接続部の椎間関節です。筋肉ではありません。


多裂筋のブロックになっているのではないでしょうか。

圧痛点のあるところが痛みの生じている現場です。

関節のないところにも圧痛点はいくらでもあります。腰方形筋や殿筋など実にいろいろなところに圧痛点(痛覚過敏点)ができます。

関節痛といっても関節のなにから痛みが生じているのでしょうか。

画像診断が非特異的な腰痛には無意味だという論文はいっぱいあります。

頚痛はどこの関節を狙うの?背痛はどこの関節を狙うの?

加茂 淳院長はおそらく,学会で相手にされないのが悔しいからか,患者さんを集めるためか,それで本を出したのかと思います。


60歳にもなって失礼な方ですね(笑)。

痛みは脳の認知と反応なんです。

反応を示すものは筋肉と交感神経なんです。

こういう医学の基礎の常識を勉強していただきたいものです。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1074258780

椎間板ヘルニアで足(脚)の痺れはきます(医学的な常識)。それは膨隆した椎間板が神経を圧迫して、その場所で炎症を起こすからです。


研修医さん、もっと、基礎医学を勉強してから経験を積んでください。

生理学者Patrick Wall はヘルニア神話は終わったと著書の中でいっています。

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by junk_2004jp | 2011-11-09 13:06 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(5)
Commented by パニック野郎 at 2011-11-09 16:55 x
カノンさんに一票入れました。60才にもなってのくだりは爆笑しましたw。でもなんだか骨大工屋さんの焦りが感じられて状況は変化しつつあるのかもしれません。このように両論の回答が併記されていると患者さんも「何かおかしいぞ」と気づきやすくなるかもしれませんね。それにしても後半の回答者の神経根高周波熱凝固法にはびっくりしました。よくもまあ次々恐ろしいことを考えるものだと思います。これによる医療事故はないのでしょうか?なぜもっと普通に物事をかんがえられないのでしょうか。
Commented by パニック野郎 at 2011-11-09 17:12 x
上記の60才のかたは骨大工屋さんではなくペインクリニック屋さんでしたね訂正してお詫びします。でもペインクリニック屋さんもこれではさらに暗澹たる思いがしますが・・・。
Commented by bancyou1965 at 2011-11-09 17:24
>腰痛に対する治療では,腰椎椎間関節ブロックという治療法が,実によく効きます。

椎間関節症候群への注射療法に関する論文を厳密に分析した結果、椎間関節内へのプラシーボ(生理食塩水)注射は、ステロイド剤や局所麻酔剤と同等の改善効果があることから、椎間関節症候群という病名自体が神話の可能性がある。http://1.usa.gov/nVAtNd
Commented by junk_2004jp at 2011-11-09 17:56
皆さんありがとうございます。

神経根の炎症とか椎間関節性疼痛というのはもう卒業しましたw。
Commented by boribori at 2011-11-11 08:49 x
 頭が固くなっている60歳代の先生は仕方がないとして、まだ若い研修医が、整形外科の教科書に書いてあることが全てと考えて、新しい(正しい)理論を受け入れられないのは、嘆かわしいですね。きっと、教科書に書いてあることを疑いもなく丸暗記することが得意な優等生タイプだったんでしょう。このタイプの人は、MPSの考えが日本全体に広がったとしても受け入れられないでしょうね。気の毒に・・・・・(患者さんが)


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