心療整形外科

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2011年 11月 20日

身体表現性障害

また原因不明の疼痛を身体表現性疼痛障害として称して診ている精神科医の友人、先輩にも伝えたいと思います(筋緊張性頭痛や、筋筋膜性腰痛は知っていても、包括概念としてのMPSは名前も知らない可能性があります)。


これは数日間の治療で下肢痛が改善された医師からのメールです。

身体表現性障害といわれているものの中にはMPSがかなりあるのではないでしょうか。

「身体表現性障害のなかの疼痛性障害」≒MPS(筋筋膜性疼痛症候群、筋痛症)

痛みはexperience(感覚的・情動的体験)と定義されています。

他人の体験を科学するのですから、それは難しい学問ですね。他人の体験をあつかう専門家は精神科医です。

整形外科医とは対極にある学問といってもいい。

ところが、痛みはケガに必ず付いてくるものですから、整形外科医が最初に診ることになってしまったのです。

目に見えるケガが見つからなかった場合は原因不明になったのでしょう。

多くは筋肉のケガなのですが整形外科医はそれについて殆ど勉強してこなかったのです。そして筋肉なら放っておいてもそのうちに治ると思っているのです。

ところが画像検査の発達につれて構造異常が痛みの原因にすりかわってしまった。これが失敗のおおもとです。

痛みはケガを知らせるサインですが構造異常を知らせるサインではありません。

ケガが治ると痛みも治ると信じられてきたのですが、そうではないことが分かってきました。ケガが治ったあとも痛みが続くことがあるのです。




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by junk_2004jp | 2011-11-20 09:26 | MPS | Comments(0)


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