2005年 01月 22日

痛みの場所が動く

痛みの場所が動くことは治療家ならばだれでもよく経験することです。

51歳男性、1年前より腰痛が続いているといって受診されました。圧痛点ブロックをして、眠りが浅い、疲れやすいなどの症状もあり、自分でもうつ気味なことを自覚していらっしゃいましたので、抗うつ薬を投与しました。1W後、腰はすっかりよくなったが、肩こりがひどくなったということでした。

これは極端なケースですが、右肩が治ったら左肩とか、膝でもそういうことがあります。痛みが構造的な原因ではないという一つの証拠だと思います。

蓋にいくつかの穴のあいたヤカンを想像してください。穴にはそれぞれ栓がしてあります。水をいれて火にかけたとき中は蒸気で満たされ、一つの栓を吹き飛ばして、そこから蒸気が漏れました。そこを再び栓をすると今度はほかの栓がはずれて蒸気がふきだしました。火はストレスにあたります。

このようなことと同じではないでしょうか。痛みの手術をしても再発するのは根本的な治療になっていないからでしょう。根本的な治療は火をけすか、火をゆるめるかということですが、このようなことは、それに気づくということがキーポイントなのですが・・・。なかなか難しいことです。

蕁麻疹→痛み、痛み→咳、咳→下痢、痛み→高血圧

このようにストレスの身体化のチャンネルが大きく変わることもあります。「若いころは痛みに悩んだが、今は痛いところがない。でも血圧が高い。」このようなこともありますよ。
[PR]

by junk_2004jp | 2005-01-22 17:51 | 慢性痛 | Comments(2)
Commented by keisyan at 2005-01-25 08:50
外れやすい栓、傷んでいる栓ってのもあるのかもね^_^;
Commented by junk_2004jp at 2005-01-25 09:33
そこが分からないところです。
すぐに頭痛になるのは頭が傷んでいるということもないですし。


<< 歩いていてぎっくり腰      骨折か分裂膝蓋骨か? >>