心療整形外科

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2012年 03月 18日

マイオセラピー治療家からの質問

加茂整形外科御中。

先日、失礼ながら、ネット掲示板に書き込みをさせて頂きましたが、管理者様より、削除?されておりました。再度、私見を述べさせて頂きたく御容赦下さい。

神経は圧迫しても痛みなどの症状を発現するとは限りません。

この点については加茂先生の言われるとおりです。つまり,神経の線維(軸索)の途中にはその神経が興奮するための受容器がありません。

通常、神経線維の最終端(突起=受容器;神経の細胞膜が刺激を受けて,その刺激を細胞内の活動(興奮)に変換している装置)でのみ神経の活動(興奮)が始動して,その信号がその神経全体に伝わります。

それが知覚神経であれば、ある種の感覚を起こします。

それが運動神経であれば、筋運動を起こします。     

それが自律神経であれば,内臓感覚を起こしたり,胃や腸などの内臓平滑筋を動かします。    

このように神経はその末端でのみ刺激を受け付ける装置ですから、その途中、つまり、椎間孔での神経根のような部位では圧迫を受けても痛みなどの神経症状は発生しません。 

しかし,その神経への圧迫が持続して,そこに炎症が起こったり,酸欠状態が長期間にわたりますと、神経根内の神経が免疫細胞が放出する化学物質であるサイトカインや酸欠によって発生した活性酸素により神経が傷害されることがわかっています。

人体が発する痛みには今だ、仮説も多く筋筋膜性疼痛症候群の決定的な要因は、不明ですが、しかしその臨床像を見てみますと、痛みやシビレなどの知覚異常、筋力低下や自律神経症状を呈することが多く、神経根症状と解することが最も無理のない考え方だと思っています。  

また、そのような患者さんの脊柱に付着する硬くなった筋を緩めることで、ほとんどの症状が改善していくことを観察しますと、やはり神経根障害であるように思っています。

立証に至りませんが…ネット掲示板にでも ご意見 頂戴できましたら幸にございます。

マイオセラピー治療家。


掲示板では3月11日の前橋様の投稿ではないかと思います。削除されていませんが・・・。

加茂Dr様

先日、筋筋膜性疼痛についてご意見させて頂きました者ですが、先生のご見解に疑問を感じております。まずは、ご了解の程、宜しくおねがいいたします。

慢性痛の原因の主なものは、痛みの領域に存在する神経の血液循環不全(酸欠)であり、神経異常によるもので、神経因性疼痛です。

TPB、等、や、マッサージ、各種モビライゼーション等により、症状が軽減する場合は、浅層の筋に影響を及ぼしている場合のみ、一次的な対象療法での効果しか期待できない と思います。

多くの慢性痛の場合は深層筋に過緊張を生じさせており、その筋を所轄する神経自体の健全化を図る必要があります。

筋自体の損傷が要因ではありません。

私も、以前は筋障害説に同意しておりましたが、椎間孔の拡大を図るべく脊柱の多裂筋を緩め、十分な神経性炎症様反応を試みた所、完治した症例をみております。


「多裂筋を弛めると椎間孔が拡大して神経根の圧迫が除去されて完治した。だから神経根の圧迫が痛みの要因だった。」

この主張はいかがなものかと思います。

そのようなことで神経の圧迫が除去されるとは到底思えません。

単に多裂筋のMPSが解消されたと思うのが妥当です。

神経根の圧迫によって、神経根が炎症を起こしたり、血液の供給が不足したりするために神経根性疼痛が生じるという考え方には無理があります。

それでは、触覚神経はどうなるのでしょうか?

運動神経はどうなるのでしょうか?

神経根炎が起きているのならステロイドの硬膜外注入は効果があると思いますが、そのような報告はありません。

画像診断は無意味だという報告はたくさんあります。

わかさ別冊

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手術しても治らなかった脊柱管狭窄症が膝抱え運動で治った。

手術が必要だといわれていた脊柱管狭窄症が膝抱え運動やワニ動作で治った。

などがでています。

その根拠として、膝抱えやワニ動作脊柱管が広がるからだとなっています。

私はそうは思いません。

そもそも脊柱管狭窄が痛みの原因ではなかったということです。

膝抱え運動やワニ動作は殿筋のストレッチや弛める運動です。これでよくなったのはまぎれもなく、臀筋のMPSだったということです。

そもそも脊柱管狭窄によって痛みやしびれが生じるという理論そのものが受け入れられるものではありません。



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by junk_2004jp | 2012-03-18 10:43 | 痛みの生理学 | Comments(6)
Commented by あや at 2012-03-18 12:04 x
手紙がきたのか、メールがきたのか分かりませんが、せめて名前を名乗らないと失礼だと思います。マイオセラピー治療家さん。。
Commented by 耳鼻科医です at 2012-03-19 15:42 x
いつも拝読させていただいています。たいへん参考になります。
個人的には耳鼻科ということで、めまい、耳鳴りに対して、胸鎖乳突筋その他、顔面、頚部のMPSについても、もっと情報発信していだければうれしいと思っています。
Commented by junk_2004jp at 2012-03-19 20:03
耳鼻科の愁訴はMPSが多いですね。咽喉頭異常感症なんかもそうではないでしょうか。

鼻詰まりも。

Commented by 耳鼻科医より at 2012-03-19 20:38 x
コメントありがとうございます。耳鼻科もたいへん”不定愁訴”が多い科だと思います。めまい、耳鳴りに始まり、ご指摘の咽喉頭異常感症、などなど。もちろん、通常の内服薬などでは対応できる方は少なく、漢方をはじめ、色々と治療を模索していますが、難渋するケースがとても多いです。研究会に入会させていただいていますが、先のコメント通り、こういった疾患に対するMPSについても、ご指導お願いいたします。
Commented by ainosatotowa at 2012-03-20 01:30
主人が慢性疼痛。腰部脊柱管狭窄症との診断名。痛みと所見は比例せず原因不明。16日~17日に初めて加茂整形受診。今まであらゆる病院回りその度に『こだわり過ぎだ』『痛みとうまく付き合おう』『手術するほど痛くないはずだ』など主人と私は、心傷つき途方に暮れる態度や言葉を今まで沢山味わいました。MPSと加茂先生に巡り会え、遠方でしたが石川県まで行けてよかったです。先生の『自信もって。筋肉が原因です。』の言葉に安堵と感謝。難しい専門用語より何より患者の心に寄り添う、お医者さんが本当の名医だと思います。主人は、今までの体験から医者不信に陥っていましたが、加茂先生の元で治療に向き合う心を取り戻せそうです。
Commented by junk_2004jp at 2012-03-20 21:14
慢性痛の治療は根気が必要です。しかし、きっとよくなることでしょう。


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