心療整形外科

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2012年 04月 18日

古くて新しい概念「筋痛症」

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http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=57305

http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2010/09/0908.html


私は筋骨格系の痛みのほとんどは筋痛症だと考えています。

除外診断として

悪性腫瘍、感染症、リウマチ・痛風などの炎症性疾患、神経損傷後の痛み(帯状疱疹後、幻肢痛)があります。

骨折、半月板、腱、靭帯などの損傷を伴う場合は、これらの治療と痛みそのものの治療は別問題として、それぞれに対して適切に行われるべき。

多くの場合は痛みの治療が優先されるべき。

急性痛と慢性痛があります。

慢性痛とは中枢性感作(中枢性痛覚過敏)をうけた状態。不安・抑うつと多いに関係あり。鶏と卵の関係。

急性痛、慢性痛は混在することもあります。

効く薬剤がちがいます。

急性痛は比較的簡単に治癒します。

慢性痛は個人差があり、手ごわいことが多い。

次のようないろんな病名が使われているが、「筋痛症」だと思っている。

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、椎間孔狭窄症、変形性脊椎症、神経根症、椎間板症、坐骨神経痛、腰椎すべり症、腰椎分離症、変形性関節症、半月板障害、タナ障害、頚肩腕症候群、胸郭出口症候群、顎関節症、緊張型頭痛、テニス肘、肩関節周囲炎、アキレス腱周囲炎、腱鞘炎、むちうち症、手根管症候群、シンスプリント....

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by junk_2004jp | 2012-04-18 12:43 | MPS | Comments(5)
Commented by 起太くん at 2012-04-18 15:17 x
はじめまして。いつもブログで勉強させて頂いております。
記事の内容とは関係が無いかもしれませんが、質問させてください。

起床時に腰や肩が痛いけど、しばらくすると痛くなくなることがよくあります。日中は全く痛くなく、生活には支障はありません。
これは何故なのでしょうか?なぜ朝だけが痛いのでしょうか?
ご多忙かと存じますが、ご回答頂けたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
Commented by junk_2004jp at 2012-04-18 17:55
動かしはじめに痛い、疲れてくると痛いというのは筋痛症の特徴として知られていますね。

その真の原因がどういうことなのかまだよくわかっていないのではないでしょうか。

気温、気圧、ストレスなどとの関係も。
Commented by 起太くん at 2012-04-18 20:27 x
早速のご回答ありがとうございます。
動かし始めに痛むのは、やっぱり筋痛症なのですね。
普段からストレッチしたり筋肉をゆるめておくと良さそうですね。

ありがとうございました。
Commented by タク at 2012-04-18 21:12 x
10年以上前の話です。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_34.htm
=以下引用=

慢性痛の陰に筋・筋膜痛・ トリガーポイント療法が奏効

組織傷害など明らかな原因がなく,長期にわたって続く慢性痛。実はそのような痛みの大半は,筋・筋膜痛であり,トリガーポイント療法がよく効くことが分かってきた。 「痛み」は一般に,組織傷害などが原因で起こり,原因が治癒すれば治まる「急性痛」と,原因が不明確で組織の通常の治癒期間(約3力月)を超えても持続する「慢性痛」に分けられる。両者の診断・治療法は異なるにもかかわらず,医療現場では混同されることが少なくない。 激しい運動を行った後などに生じる筋肉の凝りは,2,3日たてば自然に治るもの。だが,ひどい筋肉の凝が.頭痛や首の痛み,肩,背中の凝り、腰痛となって,何週間,何カ月あるいは何年も続くことがある。 「そのような場合,筋・筋膜痛の可能性が高い」と,帝京大溝口病院麻酔科講師の北原雅樹氏は指摘する。
Commented by タク at 2012-04-18 21:12 x
軽視される筋・筋膜痛

筋・筋膜痛とは,画像診断や血液検査で、異常所見がないにもかかわらず、筋肉の慢性的な痛みが持続し,筋肉に帯状の凝りや,押すと痛む圧痛点があるものをいう(表1)。 原因はよく分かっていないが,心理的ストレスや物理的なストレスなどが引き金になって生じる,筋肉の攣縮,それによる血流阻害などが関与しているとみられている。 「筋・筋膜痛は,慢性痛の重要な要因でありながら,つい最近まで見過ごされてきた」と北原氏は話す。 また,非ステロイド系抗炎症薬や筋弛緩薬などが漫然と投与され,副作用や合併症を生じる場合も多いという。 「急性痛の治療は,傷害が起きた組織の治癒の促進が目的だが,筋・筋膜痛のような慢性痛は,痛みそのものが治療の対象であり,QOLやADL(日常生活動作)を高めることが目標となる」と北原氏は説明する。 筋・筋膜痛の治療では,トリガーポイント療法,ストレッチや筋カトレーニング,心理療法などの対症療法を組み合わせて行うのが原則となる。 」


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