心療整形外科

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2012年 08月 07日

神経障害性疼痛という新しい概念は誤解をうむ

脊椎外科医は神経根性疼痛という概念を信じ込んでいる。これを否定すると、仕事がなくなってしまいかねない。

これは神経根(脊椎からの出口の部分)がヘルニアや脊柱管狭窄、椎間孔狭小などで圧迫を受けるとその神経の支配領域に痛みやしびれが生じるというものだ。

MRIの発達で健常人でもこのような変化はよくみられることがわかると、ヘルニアのときは髄核による炎症、脊柱管のときは神経根の血行障害といっているが、これも生理学ではそのような事実は考えられない。

文章や口頭で説明されてもよくわからないので電気の流れを図に書いてもらうことだ。そうするとその矛盾に気づく。

根性痛とは

神経根で生じた痛みの電気信号は脳に向かう。このように受容器以外の部位で痛みが生じるのを異所性発火という。正常な神経線維では起きない。傷ついた神経でおきることがある。

脳は神経根からきたとは判断できず、その神経の先端からきていると誤認する。

根性痛に圧痛があってはいけない。

消炎鎮痛剤は効かない。

一方、神経障害性疼痛(neuropathic pain)はどのように判断するのかといえば、ドイツやフランスでは症状を電話で聞いて判断している。そこにはヘルニアや脊柱管狭窄といった概念はない。

線維筋痛症の人はたぶん全員が神経障害性疼痛にはいるとおもわれる。

脊椎外科医は手術をしても治らないのは神経の障害がすすんでいて元にもどらないからだという。

では元に戻らないまで放置していた責任はどうなるのか。

圧迫を受けたまま保存的に治るのはどうしてか。

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by junk_2004jp | 2012-08-07 14:03 | 痛みの生理学 | Comments(0)


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