心療整形外科

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2012年 09月 01日

慢性痛がどのようにしてできるか

慢性痛はどのようにしてできるか②



このビデオの翻訳は上記トラックバックをみてください。

このビデオはとても重篤なCRPSの例ですが、普通の慢性痛もこれと同じメカニズムです。

慢性痛のなかの特殊なものがCRPSや線維筋痛症です。治療法に大差はありません。

痛みとは害を及ぼす刺激(侵害刺激)からの逃避が目的です。このビデオでは火傷です。一般には一過性の大きな外力(打撲、捻挫、骨折など)や労働や運動が侵害刺激となります。

精神的な緊張が筋緊張をおこすこともあります。

構造の治療と痛みの治療は別問題です。

構造が治ったら痛みも治るというものではありません。構造が治らなくても痛みが治ることもあります。

痛みが治れば構造が治るというものでもありません。

95%のぎっくり腰は放置しても治るといわれても、5%は慢性化し中には痛みの範囲が広がり線維筋痛症にいたることもあるのです。

医師は生じた痛みがどのようになっていくかは分からないのです。だから早期に痛みを止めてやることが重要です。

手術も外傷です。乱暴な整体も外傷です。

全麻で手術するときでさえ切開する部分に局麻を打ちます(先取り鎮痛)。これは切開の痛みが脳に行かないようにしているのです。

硬膜外ブロックや神経根ブロックは末梢で生じた痛みの電気信号が脊髄に入るところ、神経根部でブロックすることです。

わざわざあみだくじのようなことをしなくてもいいのが分かりますね。どこでブロックしてもいいのですが、痛みの生じている現場でブロックするのが確実で簡単ですね。それがトリガーポイントブロックや圧痛点ブロックです。

痛みの究極的な表現は「脳細胞が電気刺激を受けて作動している」ということです。

どこで電気が作られているのか。それは神経線維の先端にあるポリモーダル侵害受容器です。

「軟骨が減っているから痛い」「半月板、椎間板が傷んでいるから痛い」というのは間違いです。

そういうことが電気をおこさないからです。

窓ガラスが割れていても火災報知機は鳴りませんね。

極端な左右差は筋肉に慢性的な緊張を起こし痛みが永続する原因になります。

神経線維が圧迫を受けてもなにもおこりません。電気コードを踏んでも電気は流れませんね。

最初の一撃が外界からの侵害刺激なわけですが、それが引き金になって、ビデオのような電気の流れのアップロード、ダウンロードが生じるのです。

ダウンロードで反応するものは筋肉と交感神経です。

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by junk_2004jp | 2012-09-01 23:34 | 慢性痛 | Comments(0)


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