2012年 09月 27日

長距離トラック運転手の腕のしびれ

Aさんは長距離トラックドライバーです。

頚痛や右腕のしびれがあります。

3年前「頸椎脊柱管狭窄症」という診断で手術をうけましたが、よくなりませんでした。

僧帽筋、棘下筋、前腕伸筋などに強い圧痛があり、局所麻酔を注射すると、一挙に症状は改善しました。

長時間ハンドルを持つ姿勢が筋筋膜性疼痛症候群をおこしているのです。ハンドルの位置の工夫が一つの解決法です。

b0052170_1251261.jpg


専門外科医への早期紹介を減らすことを推奨した。・・・非生産的な診療方法をやめるよう、医師を説得する一番良い方法は何だろうか。(FILE210)


これは米国でも脊椎外科医になるべく紹介しないようにという皮肉な文章です。

脊椎外科医の大きな失敗は「神経が圧迫すると痛みやしびれが生じる」という非科学的な考え方です。(もちろんそうでない脊椎外科医もいます。)

病態生理に関する事実無根の概念を患者に押しつけ、治療に携わる医師の私的見解を患者に披露する複雑な治療行為の1要素である。患者はこれらの診断によって永遠に変えられるが、良いほうに変えられることはあまりにも少ないと博士は主張した。
(FILE166)


最近のことで思いだすのは皇后陛下の腕の痛み・しびれで「頸椎症性神経根症」という診断だ。これは腕へいく神経が椎間孔のところで圧迫を受けているというものだが、いかにもおかしいことに気づくでしょう。

http://blogs.yahoo.co.jp/meiniacc/43507878.html


[PR]

by junk_2004jp | 2012-09-27 12:57 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(4)
Commented by ひつまぶし at 2012-09-28 23:57 x
お客さんの運送会社で、脊柱管狭窄症で手術した運転手さんが今年に入って2人・・・ 結果は・・・芳しくないです。
たとえ治らなくても、最初から言い訳(逃げ道)が用意されているから、主治医にとっては気楽なことでしょう。
本人はたまったものではありませんが。
皇后さまも加茂先生のブログを読んでいたらいいのだけど。
聡明な方だから、「からくり」をすばやく見抜くはず。
余人に代え難い大切なお身体ですもの。
誰か、皇后さまとメル友の人、いませんか~? いないよね(--)
Commented by junk_2004jp at 2012-09-29 01:14
基本的なところで間違ってるんです。よくなるどころか、手術創によるCRPSをかかえることになります。

Commented by 患者 at 2012-09-29 01:46 x
手術して治らなければ、神経根が炎症してるから?
他にヘルニアがあるから?術後改善まで時間がかかる?手術にとりつかれた医師は頭のリセットもできないのでしょうか?
Commented by iphone-xvideos at 2012-11-01 16:00 x
勉強になります。


<< すべり症といわれた痛みがその場で改善      筋骨格系の痛みのほとんどは筋痛... >>