2012年 09月 29日

すべり症といわれた痛みがその場で改善

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Aさん(70歳代、女性)は1年ほど前より、立ち上がるときに左臀部~大腿外側にかけて痛みがはしるので苦痛です。

なにかにつかまってでしか立ち上がることができません。

MRIで検査を受け「腰椎すべり症」という診断でした。

根本的には手術しかないといわれました。一時的には神経根ブロックがいいといわれましたが、怖いので痛み止の薬だけでしのいできましたが、それもあまり効かない状態です。

局所麻酔を圧痛点に打ちました。すると、すぐに痛みがなく立ち上がることができました。

すべり症は何の関係もありません。

臀部~大腿外側にかけての筋筋膜性疼痛症候群です。

分かりやすくいえば、その辺の筋肉が凝っているのです。

このような治療は診断にもなりますし、治療にもなります。

レントゲンやMRIはいりません。

多くの医師はレントゲンやMRIで見られる異常所見が痛みの原因だと思っています。

そのためにうまく治療ができません。トリガーポイントブロックなんて一時押さえの姑息的な治療だと思っているものです。

この方、手術をしても治らないでしょう。おまけに頑固な腰痛(CRPS)をかかえる運命だったかもしれませんね。

脊椎外科医には十分お気をつけを。

本日は雑誌「健康」の取材をうけました。脊柱管狭窄症についてです。

神経が圧迫を受けても痛みやしびれはおきないこと、筋痛であることを説明しました。

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by junk_2004jp | 2012-09-29 20:38 | 慢性痛 | Comments(0)


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