2012年 10月 05日

適切な保険病名がほしい

痛みの医療で、いまだに昔ながらの病名を使って保険診療をしている。

変形性膝関節症、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、半月板障害など・・・・

いわゆる構造上の異常所見をもって病名にしている。

これでは慢性痛が増えるばかりだ。

柔道整復師は資格上、外傷の治療しかできないということなので、捻挫、打撲という外傷の状況を病名としているので、「柔整捻挫」といって揶揄されている。

整形構造vs柔整捻挫

皮肉なことに柔整捻挫のほうがまだ正しい。

慢性痛の定義

「急性疾患の通常の経過または創傷の治癒に要する妥当な時間を超えて持続する痛み」

どのような痛みも急性痛から制御の難しい慢性痛に移行する可能性がある。

組織損傷を受けたすべての症例が慢性痛へと移行するのではないが、いかに予防するかがとても大切になる。

早期の除痛が大切なのだ。

このときに、「軟骨が減っているから」「脊柱管狭窄があるから」「ヘルニアがあるから」というようなことを告げるのは早期除痛に有意義なことではない。

このように変化し難い構造異常を患者に告げたところで問題の解決にはならない。かえってマイナス効果がある。

早期除痛に失敗したときに慢性痛になってしまう可能性がふえる。

「特に異常なし」

「この程度ならしばらく様子を見ましょう」

「歳のせい」

など医師の逃げ口上はいくつかあるが、慢性痛への移行を考えると上手とはいえない。

構造異常を告げるのも問題、様子を見ましょう、異常ないですよも問題・・・・

医療は難しいですよ。

「傾聴、共感、受容、支持、保障」が痛み医療のキーポイントなんですが・・・・。

多くの患者さんは大きな病院でMRIなどで精密検査を受けて、名医に診てもらって原因が分かったと思うだろうが、そこに落とし穴がある。


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by junk_2004jp | 2012-10-05 19:35 | 慢性痛 | Comments(2)
Commented by 愛知県 at 2012-10-05 21:20 x
みんな、元の身体に戻りたい…ただそれだけ….
構造上の欠点を一般的な病院で言われて…それを治す為に手術…我慢しかない…などと言われた言葉を信じ…時間だけが過ぎてしまった…

迷路に迷いこんだのは自分だけだと、思ってた…

たくさんいるんですね…
Commented by かずりん at 2012-10-10 02:20 x
私も同じように思います。
交通事故にて痛みの病名になってるので、余計に同じように、適切なきちんと 保険会社等、厚生労働省等裁判所等に証明して貰えるような…正式な病名が欲しく思います。


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