2012年 12月 22日

本日のトリガーポイント

A君は7カ月前、ランニングをしていて、左大腿部に軽い肉離れをきたしましたが未だに痛くて跛行をしています。親と一緒に受診。

多くの病院を受診してたくさん検査をしました。また代替医療もたくさんしてきました。

大学病院の精神科も紹介でいきました。

本日ある整骨院を受診して当院を受診するようにすすめられました。

図のような圧痛点がありましたので、そこに局所麻酔を1~2mlずつ注射しました。

すぐに痛くなく歩かれるようになりました。「オッ!!」とおっしゃいました。

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筋骨格系の痛みの診断の手順

①除外診断・・・・悪性腫瘍、感染症、リウマチ及び類似の炎症性疾患ではない。修復すべき損傷があれば、痛みの治療と並行して行う。レントゲンやMRIは除外診断の意味しかない。

②積極的診断・・・・・押さえて痛いか、動かしていたいかなどどうしたら痛みが誘発されるか。

③治療的診断・・・・・この治療でどう変化するか。

①②③をへて総合的に診断する。

これは他の多くの疾患の診断の手順と違う。

「検査をして診断をして治療する」というのが痛み以外の多くの疾患の手順です。医師はこれに慣れきっていて、痛みに対してもこの手順でするものだから、上の症例のようなことが起きるのです。

検査をして異常がなければ診断がつけられず治療ができない。

検査をして異常がみつかれば(たとえば、股関節唇、半月板損傷、椎間板ヘルニアなど)それが原因だという思いこみを説明する。

筋骨格系の痛みの診断の手順は特殊だと思ってください。



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by junk_2004jp | 2012-12-22 16:16 | MPS | Comments(0)


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