2013年 02月 27日
後悔先に立たずです。 脊柱管狭窄症とヘルニアと診断され手術した方が書いたものを抜き書きします。 私の診察室にも手術をしたが痛みの続いているひとはいっぱい来られます。 どこの代替治療家のところも同じようなことではないでしょうか。 理論的な説明が不可能なのです。はっきり言って、そんなむちゃな診断はないのです。 それが保険診療で行われているのですから、厚労省も考えなくては。 上の図でAを病名にすれば、受傷の様子だから、打撲とか捻挫。 Bを病名にすれば、ヘルニアだとか骨折。とくになにもなかったら、「異常なし」。 Cを病名にすれば、筋筋膜性疼痛症候群、線維筋痛症、自律神経失調症など。 Bを治療すればCが治るということはない。 Cを治療すればBが治るということもない。 Bは治療の必用がないことが多い。 Cをしっかり治療しないとたいへん辛い人生になることがある。 しかし、殆どの医師はBばかり検査して、それがあたかもCの原因であるかのような診断をする。それが間違いのもと。Bになにもなかったら、「心因性」という診断になることもある。 知り合い10人ほどに相談したが、全員が手術はするなとのことだった。 私は腰の手術をしてたいへん苦しんでいる人を何人も知っている。痛みのメカニズム理論から考えても痛みの手術はあり得ない。 もし、効果があったとしても、プラセボ効果で、しばらくするとまた痛むことが多いのではないか。 いつまでもこんなことをやっていてはいけない。 私が入局したころ、教授がおっしゃった。「どんなことがあってもその患者を最後まで面倒をみる覚悟がなければメスを持ってはいけない。」 患者の人生がかかっているのだ。
by junk_2004jp
| 2013-02-27 18:47
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