2005年 02月 14日

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上の図において、痛みの第一現場(これは私が仮に名付けたのですが)、つまり圧痛点の部位に作用する薬は、「消炎鎮痛剤」です。消炎鎮痛剤は発痛物質が作られにくくする薬です。

ボルタレンやロキソニンなどたくさんの種類があります。痛みの悪循環を発痛物質が作られなくすることでストップさせます。

急性期の痛みに効果があります。しかし、急性期の痛みでも強い不安によって交感神経の緊張が起きて痛みの出ている場合は、効果はあまり期待できません。それによって不安を押さえることが出来ないからです。

慢性期になると消炎鎮痛剤はあまり効果が期待できません。慢性痛は痛みの第二現場(これも私が仮に名付けたのですが)、つまり脳に大きな責任が生じてくるからです。慢性化するのは、第一現場と第二現場の間で情報のやりとりをしているうちに、パターン化、習慣化が生じてきます。つまり脳(コンピュータ)にインプットされるのです。

安保徹先生は慢性期には消炎鎮痛剤は逆効果になるからやめるべきだと述べています。急性期と慢性期の境目はどのへんかはっきりとしたものはありません。数ヶ月痛みが続いている場合は中止してみるべきでしょう。

第二現場(脳)に影響を与える薬は抗うつ薬、抗不安薬です。慢性痛にはこのような薬が効くこともありますが、かなり個人差のあるところです。

そのほかに筋肉の緊張をとる薬が使われることがありますが、これは図の「筋肉の攣縮」を緩和させようとしているのです。
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by junk_2004jp | 2005-02-14 20:35 | 慢性痛 | Comments(0)


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