心療整形外科

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2013年 08月 01日

若き外科医からのメール

田舎で開業している若き外科医から頼もしいメールをいただきました。

MPS研究会に入っていただきました。私の本を読んでの感想などですが、私もたぶん整形外科医以外の医師(内科とか外科)の方が読んですぐに分かると思います。

整形医は深く洗脳状態ですからなかなかパラダイム・シフトは難しい。

筋肉そのものが原因で、脳との情報のやり取りです。

急性痛と慢性痛は青虫と蝶ぐらいの違いがあります。青虫のうちに駆除すべきです。

また、トリガーポイントをしているといってもその理解の差は大きいです。


加茂淳先生、初めまして。@で開業している「Aクリニック」のAと申します。

元外科医で開業して丸四年経ちました。田舎のクリニックでは、元外科医と言っても「何でも屋」をしなくてはなりません。高血圧、糖尿病は言うに及 ばず、高齢者が来られるとほとんどの方が、あっちが痛い、こっちが痛いと訴えられます。骨折の治療は整形外科の先生方にお任せするとしても、そう でない患者さんにはある程度対応せざるをえない実情があります。

整形外科の教科書を買い直して読んでも今ひとつ臨床には即効性がありません。その一方では、患者さんにやれ膝の関節注射をしてくれ、やれ湿布と痛 み止めだけなのとか、様々な治療を要求され、待ったなしの毎日です。はっきり言って偽整形外科医をするのはつらいです。その反面、手術はできない までも何とか患者さんのニーズに応えたいと試行錯誤の毎日です。

トリガーポイント注射に関しては、保険診療で項目があるものの、今ひとつ理解できずに苦しんでいました。

そんなときに、アマゾンで本を探していると、先生の本に巡り会いました。非常に理解しやすい内容で目から鱗とはまさにこのことでした。

今までに5 回読破しました。まだまだ理解がもっと深まるまで読み返したいと思っています。トリガーポイントの針も27Gにしました。ネオビタカイン5mlや キシロカインシリンジ10mlではボリュームが足りないので、0.5%カルボカイン10mlを使っています。筋硬結に注射をすると効果覿面です ね。毎日注射しながら、その効果に驚いています。大変有り難うございます。

先日、BホテルでC大学医学部の整形外科D教授が痛みの生理学に関してお話を拝聴する機会があり、その研究会に行ってきました。

痛 みの理論に関しては、加茂先生の本で予習していたので、よく理解できたつもりでした。

研究会に参加した目的は、整形外科の先生方が加茂先生の理論 に関して、どう考えているのかが知りたかったのです。

恐れ多くも整形外科医の親玉に直接おたずねしたいが為に行ったようなものなのですが、損傷モ デルの件をぶつけてみても少し話がかみ合いませんでした。その研究会に集まっていた整形外科の知り合いに尋ねても、トリガーポイント注射はしてい るものの、今ひとつの反応でした

加茂先生の本を拝読して、腰痛症はほとんどMPSで、手術すべき整形外科疾患は非常に少ない印象を受けていたの で、その点を素朴に確認したかっただけなのですが、空振りでした。

僕は日々の外来で、TPBをバンバンしています。僕は加茂先生の説を信じます。目の前で患者さんの痛みが取れて、ADLが改善していますから。

こ うなれば、もう徹底的にTPBをして患者さんの口コミで広めるしかありませんね。僕はもともと外科医で「肉屋」ですから、何の抵抗もありません。

突然のメール大変失礼しました。本州の@でこれからもがんばりますのでよろしくお願い致します。

追伸:局所麻薬中毒量から考えると例えば0.5%カルボカイン10mlは2本使っても何の問題もありませんが、問題は保険請求です。各県によって 査定の厳しさは違うと思うのですが、大丈夫なのでしょうか?また、保険病名にも苦慮しています。今のところ「なんちゃって病名」をつけています が、正直に書けば、僕の電子カルテダイナミクスでは、「何々筋筋肉痛」と入れるしかないのが実情です。早くMPSの診断名がスタンダードになって 欲しいです。加茂先生これからもがんばってください。

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by junk_2004jp | 2013-08-01 13:29 | MPS | Comments(0)


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