心療整形外科

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2005年 02月 22日

脳の記憶

「ストレスに負けない脳」  Bruce S. McEwen with Elizabeth Norton Lasley
                         早川書房

脳は何がストレスで、何がそうでないかを判断し、そしてその結果、心血管系や免疫能、精神面に影響が及ぶ。では脳は、ストレスを感知したときしか体に影響を与えないのだろうか。ストレスを感知していないときでもストレス反応を意識的に鎮め、体を健康に保つことができないだろうか。

問題はアロスタシスが私たちを危害から守るようなしくみにたっているため、悪い情報が優先されることだ。恐怖や痛みは痕跡をはっきり残したがら脳を駆けめぐって生体システムに直行し、最善の方法で対処する。恐怖や感情の中枢から理性を司る大脳皮質に行く神経回路のほうが、理性を司る部位からストレス反応の中枢に戻る回路より密であるのは興味深い。愛の言葉や安心させたり勇気づける言葉、希望をもたらすメッセージなども体に影響を与えうるが、恐怖や痛みほどの効果はない。危険にさらされながら進化してきた動物たちのなかでは、肯定的な感晴がどうしても二の次にされてきたのである。

しかし、思考や行動を繰り返すことによって、脳の神経ネットワークの機能だげでなく構造も
変えうるということを忘れてはならない。


       ____________________________

「痛み」は生命を守るため、「愛の言葉や安心させたり勇気づける言葉、希望をもたらすメッセージなど」よりも強く、優位に海馬、扁桃体に痕跡をのこす。

思考や行動を繰り返すことによって脳のネットワークの再構築が可能ということです。

昨日の脳の図を見てください。図は「脳の探検(下):講談社:フロイド・E・ブルーム著/久保田競監訳」から拝借しました。ライフログをみてください。

b0052170_1235392.gif


これを一つのユニットと考えてみてください。神経の先端の侵害受容器は脳に直結しています。つまり、脳の窓口です。そこに介入するということは脳(海馬や扁桃体)に介入するということです。

不必要なデーターを入力させないことです。生じた痛みは早く止めてやるべきです。古傷が痛むとはストレスなどで昔の記憶が現実になっているのです。

痛みの痕跡は残さないほうがいいでしょう。
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by junk_2004jp | 2005-02-22 12:45 | 慢性痛 | Comments(5)
Commented by keisyan at 2005-02-22 18:52
「痛み」は生命の危機を知らせるとても大事な役目を持っているから、それだけ脳にその記憶が刻みこまれやすいってことなのね。
Commented by junk_2004jp at 2005-02-22 19:03
そういうこと。それが裏目にでるのですね。
Commented by koby at 2005-02-22 21:35 x
うわぁ~ お孫さんたち 実に気持ち良さそうに眠ってますね。
年子ちゃんなのかな?
毎日変わる写真が楽しみでもあります(*^_^*)

ブログの内容に関係ないコメントでごめんなさい(^^ゞ
Commented by junk_2004jp at 2005-02-22 21:44
今日は左側の子の1歳の誕生日です。娘のブログから写真を取ってきているのです。もちろん了解をえています。
Commented by koby at 2005-02-23 00:34 x
お誕生日おめでとうございま~す。
222のぞろ目で覚えやすいですね(^^ゞ

写真を拡大してわかったのですが、
後ろにそりが積んであるのが見えます。
そり遊びをして疲れて寝むちゃったのかなぁ~
うふふ。。
子供の寝顔って癒されますよね。




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