2013年 09月 02日

「慢性痛」という概念は構造派(手術派)の考えと相いれない

慢性痛とは、痛みの悪循環が相当日数続いて、消炎鎮痛剤(NSAIDs)がもはや効かなくなった痛みです。

はっきりした日数の決まりはありません。

強い痛みなら数日で、3週間とか3カ月という説もあります。傷が十分治ったと思われる期間が過ぎても痛みが続くものをいいます。

おたまじゃくし→かえる

青虫→蝶

急性痛→慢性痛

痛みが大きく変容するのです。

痛みの可塑性、痛みは歪む。

中枢性感作、末梢性感作。

痛みが記憶される。

急性痛は治りやすいですが、慢性痛は治り難く、疼痛管理になることもすくないありません。

先日、慈恵医大ペインの北原先生は講演ですべての慢性痛を「慢性痛症候群」と呼べばいいとおっしゃっていました。

MPSは慢性痛になりやすい。ほとんどの慢性痛はMPSの慢性痛です。線維筋痛症はMPSの最たるものです。

CRPSも、線維筋痛症も、慢性MPSもすべてまとめて、「慢性痛症候群」ということにするのです。治療法に変わりがないですから。

リウマチは繰り返される炎症で長くつづいていても慢性痛とは一般にはいいません。繰り返される急性痛です。

慢性痛を防ぐには、痛みをがまんしないでなるべく早くブロックすることです。痛みを止めることです。

構造派(手術派)の医師なら、「なるべく早くヘルニアを取る、脊柱管を広くしなくてはいけない」になりますね。

手術で治らなかったら、再手術しなければなりません。

痛くなったら何度も何度も手術をしなくてはなりません。

桂歌丸さんは脊柱管狭窄症で3回手術をしました。

杉良太郎さんは椎間板ヘルニアで3回手術をしました。

いずれも新聞などで発表されています。

[PR]

by junk_2004jp | 2013-09-02 20:23 | 慢性痛 | Comments(0)


<< 大学の先生もトリガーポイントブロック      慢性痛と経済 >>