心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ
2005年 03月 01日

神経学的検査

スパーリングテスト (Spurling Test)

スパーリングテストは神経根障害を調べる神経学的テストです。頭を傾けて下方に押しつける神経根の出口が狭められます。神経根に障害がある場合は、その神経根の支配領域に放散痛・痺れ感が生じ、被害者はいつもの症状の再現や増強を訴えます。放散痛や痺れ感を訴えた場合は+、そうでない場合は-と表示します。


b0052170_17201179.jpg


神経学的検査と称されるもので、今でも通用しているのだろうか?私はもう20数年やったことがない。

病的な神経根(ヘルニア、骨棘)を圧迫したとき、痛みや痺れが再現するという理論だけれど、信用できない。もしそうなら、神経根を強く刺激しすぎて大変なことになりはしないか?

頚にできたトリガーポイントの圧迫による関連痛というのが正しいのだろう。こういうのがいまだに交通事故(むち打ち)の裁判に登場してくるのだろうかと思うとぞーっとする。

むち打ちの後遺診断とか、経過説明に私は一切このようなことを神経学的検査としては書かない。

頚のヘルニアの場合、脊髄症状がまれにあると言われているが、根症状は極めて疑わしい。

腰のヘルニアの定番の神経学的?検査はラセーグテストだが、このなもの調べるぐらいなら、圧痛点の部位を調べなさい。

b0052170_17452823.jpg


この理論も極めて疑わしい、というよりも間違いだと思う。ちなみに、私は体が硬い方で、60度も上げるとつっぱる。大腰筋かどっかの筋肉の関連痛なのだろうと思うが、研究してほしい。

いずれも、神経学的検査ではないと思っている。筋肉学的検査(こんな言い方はないが)でしょう。
[PR]

by junk_2004jp | 2005-03-01 17:50 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(6)
Commented by sansetu at 2005-03-02 11:28
嗚呼、整形外科徒手テスト。昔、ある団体の指導者講習会で叩き込まれたものです。自慢でした(笑)(ウソ)。でも信じていました。だからこそ、患者からの問診情報(MRI情報等)に二次的洗脳され、重度の(と勝手に思い込んでいた)患者さんはなかなかに治すことができませんでした。そして今現在でも、そういう治療家はたくさんいると思います。
それにしてもその頃からでも思っていましたが、ラセーグにせよ、スパーリングにせよ、各整形徒手テストの、画像上の異常と合致するパーセンテージが低すぎるんじゃないか、と疑問に思っていました。でもそれって当たり前だったんですね。だって関係ないんだもの(笑)。
Commented by junk_2004jp at 2005-03-02 17:56
鍼灸師の国家試験にもでていますので、無理もないことです。

Commented by 通りすがり at 2005-03-06 12:12 x
下肢挙上時に大腿後面が緊張するのは、[tight hamstrings]であって、ラセグとは別物でしょう。
ラセグと混合してないでしょうか???
それに現場では、このテストだけで決めつけているわけでもなく画像だけで決めつけてるわけでもないですよ?
圧痛点にブロックして、だけなら誰でもできそうですね。
おそらく貴院では治らない人は勝手に別の病院に行くので「治った治った」と喜んでいるのでは?
Commented by junk_2004jp at 2005-03-06 14:01
ハムストリングの緊張もあるでしょうね。しかし、それとどう区別するの?
ラセーグってなになの?

通りすがりさんの思っていること書いてみてください。

治療はだれにでもできます。どんな治療をしても数年後の結果は同じというのが大方の意見ですね。

げんに、いろいろな治療がされています。
Commented by まりも at 2005-03-07 15:29 x
去年、頚椎ヘルニアの手術をしたのですが
最初、痛みがひどかったときにスパーリングテストを受けましたが
は???っていうぐらいに何の反応もありませんでした。

どちらかというと私の場合は、後に反らせた方が気持ちが良くて
逆に前に首を傾けると痺れや痛みが激しくなってました。
Commented by junk_2004jp at 2005-03-07 17:35
痛覚が過敏になっているポイント(筋硬結)を短縮したときの関連痛ではないかと思っています。だからヘルニアがあっても反応のない人や原因筋によってさまざまではないのでしょうか。


<< 診断・治療の焦点を筋肉に      膝痛 >>