2005年 03月 11日

下肢伸展挙上テストに関する懐疑論

Bogduk博士は、下肢伸展挙上テストを標準的な臨床検査の中に含めるべきだとは考えていない。博士は、「たとえ患者が根性痛を有していたとしても、下肢伸展挙上テストを行なうのは妥当ではありません」と言う。

多くのガイドラインでは、特に坐骨神経痛の評価において下肢伸展挙上テストを推奨しているが、一方でこの検査の解釈については不確実な点だらけである。受動的な下肢伸展挙上テストに関する最近の文献レビューは、これが臨床検査で重大な役割を果たしていることに対する疑いを引き起こした。

R.Rebain博士らによると、“受動的な下肢伸展挙上テストの標準的方法は依然として存在せず、結果の解釈に関するコンセンサスはなく、受動的な下肢伸展挙上テストの結果が陰性であれば、陽性であるよりも大きな診断的価値があるとの認識はほとんどない"(Rebain et al.,2002を参照)。


http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_260.htm

そもそも根性痛の定義は何なんでしょうか?神経が押さえられると痛い?こんな論法が通じるのは何の知識もない人に対してです。欧米のガイドラインだからといって無条件に受け入れるべきものではありません。


[痛みの定義] 国際疼痛学会   1986年

An unpleasant sensory and emotional  experience associated with actual or potential tissue damage, or described in terms of such damage.

「痛み」は感覚的、情動的な体験なんです。他人の内的な体験が客観的なことで(構造的なことで)分かるはずがないのです。議論の余地がありません。もし議論をするのなら、定義を変更しなければなりません。
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by junk_2004jp | 2005-03-11 01:33 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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